超広角レンズと魚眼レンズ(フィッシュアイ)の違い

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 焦点距離が20mm以下の超広角域には「超広角レンズ」と「魚眼レンズ(フィッシュアイ)」という2種類のレンズがある。今回は同じ焦点距離で撮り比べその違いを簡単に解説する。

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 魚眼の作品として「Tokina AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5 ニコン用 」12mmの焦点距離で撮影してみた。

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 こちらは超広角「Nikon AF-S DX Zoom Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED 」を使用して12mmの焦点距離で撮影したものだ。

 より広い範囲を入れて撮影できるレンズをと考えると必然的に周辺の像が歪んでくる。歪んだそのままの状態が魚眼レンズ、その歪みを補正した物が超広角レンズだ。

 こう書くと超広角レンズの方が良い様に感じるが実際はそうではない。確かに見比べると超広角レンズの方が目で見た感じに近く自然だ。しかし超広角レンズの描写にも矛盾があり、周辺に行くほど像が大きく表示される。これはどういう事かと言うと右上の花、魚眼のものは皆殆ど同じ大きさだが、超広角で撮影した物は画面端の花が大きく表現されている。またドール右手近くの2個の石は魚眼も超広角もほぼ同じ大きさだが、右端の石の大きさは大きく異なる。

 一定のスペースにより多くの情報を入れようとすると矛盾が生じてくるのは当然で、大きさは正しいが像の歪みに矛盾があるのが魚眼、像の歪みは正しいが大きさに矛盾があるのが超広角という感じだ。ちょうど世界地図のメルカトル図法モルワイデ図法の違いに似ている。

 一般的な使い方として人とちょっと違った表現、世界観を狙うなら魚眼レンズ、その場の雰囲気を正確に表現するなら超広角レンズという感じだろう。

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 単なる夕暮れの川原、そのままでは面白みに欠けるので魚眼レンズで地平線をデフォルメしてみた。普段肉眼で見る世界とは一線を画す面白い表現になった。

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 城端の古い街並みで撮影。広角域の開放感は欲しかったが、街並みの雰囲気は残したかったので超広角レンズを使用した。広角域の開放感が青空に表現できたが、街並みの雰囲気は目で見た感じに近い。

■ 使用機材

Nikon D300
Nikon デジタル一眼レフカメラ D300
Tokina AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5
Tokina 魚眼ズームレンズ AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5 (IF) ニコン用 APS-C対応
Nikon AF-S DX Zoom Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED
Nikon 超広角ズームレンズ AF-S DX Zoom Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED ニコンDXフォーマット専用

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