自分で白黒フィルムを現像してみよう(機材準備編)

 フィルムカメラで写真を撮ったら「可愛いうちの娘の写真」を自分で現像したくなるだろう。カラーは難しく一般的に家庭では無理と言われているが、白黒なら何とかなる。今回は最低限のライトな装備を紹介する。

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「アナログ」と「デジタル」の違いを理解する

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 「アナログは味があって優しい感じ」よく聞く言葉だが、「そんな気がする」で「アナログ>デジタル」と語られたらデジタル派はたまらないだろう。何故アナログは優しく、柔らかく感じるのか、具体的かつ分かりやすく解説してみる。

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 まずはこの白から黒へのグラデーション、これをアナログの無限階調と見立てて解説をする(本当はパソコンに表示されているので256階調なのだが・・・)。これを2ビット(4色)でデジタル変換すると下のようになる。

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 実際のJPG画像の階調は8ビット256色、RAWやTIFFには16ビット65536色のものもある。しかしここでは分かりやすく2ビット4色で解説する。

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 ここで赤丸の1、2の色の違いだが、アナログで見ると1が2より濃いのは一目瞭然だ。

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 しかし2ビット4色のデジタルだと1、2は同じ色と認識してしまうのだ。またデジタル化される事により色の分け目がはっきりした色の羅列になりグラデーションぽくない。

 ビット数が増えればよりグラデーションっぽくなるし、1、2の色の判別も付くようになるが、仮に65536色までいっても所詮デジタルは有限階調だ。無限階調のアナログには絶対に勝てない。

 この様な違いがアナログに暖かみや柔らかさを感じさせる要因になっている。色を音質に変えて考えて貰えばレコードとCD論争も同じ考えになる。

 では本当に「アナログ>デジタル」なのか?確かに今のように階調に話を絞って考えればそうなのだが、例えばアナログは経年劣化やコピーを繰り返したとき品質が下のイメージのように落ちる。

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 しかしデジタルはご存じの通りコピーしようが10年経とうが劣化しない、記録したときのままだ。記録直後はアナログが勝っていても保存状態が悪ければ経年変化でデジタルが勝るときも来る。

 またこうやってインターネットに画像を公開する、メールに添付する、デジカメで撮影した画像をその場でコピーするという事はデジタルだからこそ出来るデジタルの長所そのものだ。階調のわずかな差以上にデジタル故の恩恵は計り知れない。

 便利さから爆発的に普及したデジタル、その恩恵を受けない手はないと思うが、デジタル、アナログと違いを理解してどちらとも付き合えればそれが一番幸せな事(金銭面を除くw)ではないだろうか。

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