ドール写真に必要な物は愛、場所、技術、機材の順

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 良いドール写真を撮影するためには4つ必要な物があると思う。重要な物順に言うとドールへの愛、素晴らしいロケーション、感動を伝えられる写真テクニック、そして機材だ。これら4つについて順に解説をしてゆこう。

1・
2・場所(ロケーション)
3・技術(テクニック)
4・機材

1・愛

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 写真撮影で最も重要なのが、被写体に対する愛だと思っている。この講座の場合、「被写体=ドール」なのでもっと綺麗に撮ろう、もっと可愛く撮ろうという気持ちがとても大切になる。

 作例が合成で申し訳ないのだが、愛を語る上で比較しやすいと思ったのでこの作例で話したい。上の写真と下の写真は同じドールを同じ背景で撮影している。しかし相手がドール好き、一般人問わず受ける印象は全く別物だろう。作例の上のような状態で良しとシャッターを切るくらいならドール写真を辞め右のように風景写真に徹した方が百倍価値のある写真に仕上がる。

 「うちの娘かわいい」という言葉があるが、可愛く写るアングルや表情を知っているとかもっと可愛く撮れるはず!という探求心がなければ写真は上達もしなければ向上もしない。厳しい書き方をするとドール写真はドールを人と思わない様な鬼畜に出来る趣味ではないのだ。

2・場所(ロケーション)

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 「コンテストで優勝するような写真を撮影するためには?」と質問されたとき「綺麗な写真を撮影出来る場所を見つけられたら7割方勝ったようなものですよ。」と答える。

 上のような部屋の中で撮影している時、どんな技術を駆使しても人に感動を与えることは出来ないだろう。個人宅の雑然とした室内などで表現できる写真のレベルは自ずと決まってくる。背景の限界といえるだろう。

 しかし下のような写真、これは北海道釧路湿原の写真だが、それだけで北海道の開放感みたいな物が伝わってくる。

 例えば背景が紅葉や桜なら見頃か否かによって同じ場所で撮影しても迫力に違いが出てくる。天候は良いか?天候も通常は晴れた日の方が綺麗に撮影が出来るが、紫陽花は曇りや雨の方が綺麗に撮れたりする。桜はスケールの大きな桜並木だと見応えが十分だが、人通りが多くて作品を撮影するには不向きかもしれないので山中にある誰も知らない数本の桜の木の群を知っている人の方が有利かもしれない。

 この作例も合成で申し訳ないのだが他の条件が同じになる分比較しやすいのでこの作例で紹介させて貰うと、ドールは全く同じに写っているのに背景次第で写真が別物になるということが理解できるだろう。愛の次に大事なのはロケーション、あるいはロケーションを見つける熱意や情報力だ。

3・技術(テクニック)

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 愛、ロケーションと来て次に大切な物は可愛いドールと綺麗なロケーションを魅力的な写真に出来る技術だと思う。カメラを触ったことのない人が綺麗なイルミネーションを見てカメラ任せで写真を撮影するとおよそ上のような写真になる。目で見た雰囲気は下の写真が近いだろう。上の写真を下の写真レベルに引き上げるために「ドール撮るぞ!」は存在する。今後とも宜しくお願いいたします。

4・機材

 高い機材は時として自分の未熟さをカバーしてくれたり、安価な機材では見ることの出来ない世界を見せてくれることがある。6万円弱のズームレンズと11万円の単焦点レンズで似たような写真を撮影してみた。右側の写真、単焦点の背景のボケが素晴らしい。下品な言い方をするとこれが機材の力、金の力だ。

 しかし冷静にもう一度2枚の写真を見比べて欲しい。私的には左のズームレンズで撮影した写真の方がドール目線がきっちり来ていて可愛く写っている。また写真自体のバランスも好きなのだが、皆さんはどうだろうか?言い換えると良い写真は左側の写真、金でよい写真は買えないのだ。

 機材の力は確かに存在する、しかし写真への評価はそれ以外の所にあるような気がしてならない。あまりメーカーの宣伝に踊らされずに、ドールの洋服もカメラ機材もバランスよく集めていきたいものだ。

 今はどちらも更に高性能な後継機種が出ているので、予算に余裕があればこちらの方がオススメ。

府中郷土の森博物館(リバーサルver.)

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 先日訪れた府中郷土の森の紫陽花と復元建物の街並み、リバーサルフィルムで撮影してみました。同じ写真の筈ですが、記録媒体が異なるとまた雰囲気が異なって見えます。フィルムは「PROVIA 100F 120 」です。

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府中郷土の森博物館 懐かしい雰囲気の街並み

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 前回「あじさい祭り」の真っ直中、紫陽花の写真をお届けしましたが、府中郷土の森博物館は復元された古い建物も魅力です。今回は入口近い古い建物を中心にお届けします。

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東京ドール アル・アジフにAZONE 50cm用浴衣を着せてみた

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 東京ドールの「斬魔大聖デモンベイン アル・アジフ」にAzoneの50cm用の浴衣を着せてみたところ丁度良い大きさだった。ちなみにアル・アジフは47cmなので丁度良くて当たり前かもしれない。

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AF-S DX NIKKOR 18-55mm VRを自分で軽修理 2

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 先日落下してとりあえず補修した「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR 」、前回の分解時構造や必要な部品の雰囲気も分かったので早速完璧な補修を目指して再び分解した。今回は前玉を外さない方法で補修してみる。

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自分で白黒フィルムを現像してみよう(作業実践編)

 白黒の自家現像は比較的容易であると同時に「写真作品を作っている」という気持ちにさせてくれ楽しいものだ。前回必要な物と環境をご紹介したが、今回は実際の手順について説明していこうと思う。

 「フィルムピッカー 」で収納されたフィルムのベロを出す。ベロが出た状態でカメラから取り出されていればこの作業は必要ない。

 フィルムの細くなっている部分をカットする。赤線のような普通の太さになった部分の一番先端をカットする。

 リールへの装填は「 ダークバッグ 」で行うが、初心者は先端のみ刺しておくと作業しやすい。カメラに装填する時引っ張り出した分の長さなら既に感光しているので問題ない。

 準備が出来たら「 ダークバッグ 」にタンク、、リール、フィルムを入れる。リールにフィルムを巻き付け、それをタンクに入れ、中蓋、外蓋をするまでをダークバッグで行うので必要な物は全て入れる事。

 ダークバッグでの作業中。いくら時間がかかっても問題ないので慎重に作業しよう。また作業中は光が全く入らないが、手を引き抜く際は光が入る可能性があるので作業が終わるまでは手を引き抜かない

 またこの作業は目隠しをして作業を行うのと同じなのであらかじめ一本未撮影のフィルムを犠牲にしてまずは目で見ながら明るい場所で、そして慣れたらダークバックの中で装填作業が自信もって出来るまで練習したほうがいい。

 パッケージに記載されている現像時間の目安、いよいよ現像だ。

 現像は風呂場で行うと水の確保や万一液をこぼした時の対処などで便利だろう。更に時計は必須だ、秒単位で分かる時計も持ってこよう。私は写真のように奥に鉄道時計を吊している。

1・現像

 現像液を入れる

 膝に数回タンクを叩き付ける(フィルムに付いた気泡を除去する為)。1分間連続攪拌(ゆっくり上下を逆さにする(砂時計のように))

 50秒放置、10秒攪拌を現像終了時間まで繰り返す。(説明書と異なりますが、私はこの数値でやっていますが問題はありません、攪拌を増やすと現像時間を短縮出来るようですが、試した事はありません。)

 現像終了時間が来たら液をボトルに戻し、タンク内の現像液を抜く。

 タンクに水を入れ、5秒ほど振って水を捨てる。再び水を入れ15秒程度振って水を捨てる、これを2回繰り返す。(停止液を使用しない分、素早く確実に洗い流す。)

2・定着

 定着液を入れる

 10秒攪拌、50秒放置を繰り返し5分定着作業を行います。

 定着終了時間になったら液をボトルに戻し、タンク内の定着液を抜く。

 タンク内に水を入れ15秒ほど振って水を捨てます。定着液の洗浄はこれで終わりです。

3・洗浄・乾燥

 ドライウェルの希釈液をタンクに入れ15秒ほど振って液をボトルに戻します。

 タンクを分解しリールを取り出しシャワーで水をかけて洗浄は終了。

 ドライウェルを使用しているのでそのまま吊り下げ乾かせば綺麗に乾燥するが、作業効率を上げる為に私の場合は「フォトスポンジ 」で軽く表面を一回なぞってあげます(拭き残しがあっても気にしない位のレベル)

 軽く拭いてあげると乾燥までの時間が短縮出来、ドライウェルのおかげで水滴が残っていても綺麗に仕上がります。 

 ネガケースに規定枚数分ずつカットして収納しよう。カットは後ろのコマからカウントすると良い。ちなみに35mmは1列6コマだ。参考までに6X6は3コマ、6X7は2コマずつだ。

 最後に使い終わった現像液の処理、ネットでも個人レベルなら下水に流してもいいという意見とダメが交錯している。

 環境だけを考えたら廃液処理業者に依頼するのがベストだが、実際不定期に少量の液を個人が業者に依頼するというのも難しそうな気がした。

 そこで私は雨の当たらない場所にバケツを置きそこに廃液を放置、乾燥させ結晶を袋に入れ燃えないゴミとして処理している。布や新聞紙に吸わせ燃えるゴミだと燃やした時のガスが心配だったのでこの方法が環境に対するダメージが少なさそうだ。もしもっと良い方法があったら教えてください。