ピクチャーコントロールのモノクロ、カラーフィルターの効果

green.jpg

 デジカメはISO感度もそうだが、フィルムを交換する如くカラー、モノクロの切り替えを設定ひとつで可能だ。カラー写真に飽きたらモノクロでレトロな感じを狙っても面白いが、出来ればもう一歩踏み込んでカラーフィルターを使いこなして欲しい。

 「モノクロにカラーフィルター使っても意味無いじゃん!」そう思う方も居るかもしれないが、カラーフィルターを使いかなせば被写体のコントラストや明るさを変えられるので最後まで読んでフィルターの効果を実感して欲しい。

z1.jpg

 カラーフィルターといってもホワイトバランス同様、モニターの設定画面で切り替えられる。写真の画面はNikonのものだが、Canon、OLYMPUS、PENTAXにも同様の機能が付いていると思うのでその他メーカのデジカメにも付いている筈。「モノクロ、カラーフィルター」で説明書の中を探してみて欲しい。

z2.jpg

 昔はこのように各色のフィルターを揃えなければならなかったが、デジカメならモニターを表示して設定ひとつでフィルターの装着、交換が可能だ。

color.jpg

 今回はパソコンに背景を映し出し、その前で撮影した。ドールの描写の他、車体の下半分は緑、黄緑のツートンになっていること、赤いテールランプ、右奥の緑の木にも注目してみて欲しい。

off.jpg

フィルターオフ

 そのまま色を抜いたモノクロ画像。無難にモノクロ化されているが、フィルターを使用するとどうなるか。

yellow.jpg

Y:イエロー

 空などをメリハリある様に撮影するフィルターだ。ドールの描写はあまり変わらないが、奥の木や車体の下半分は少し明るくなっている。

orange.jpg

O:オレンジ

 Yフィルターの効果を強めた感じのフィルター。遠景を撮影する場合に鮮やかな表現になるが、この場合同系色のドールの顔が白くなっているのに注目して欲しい。先程のイエローに赤が足された分車体の塗り分けや右の木は引き締まった印象になる。

red.jpg

R:レッド

 今回の試験の中で一番コントラストが強くなった。車体下半分の塗り分けは潰れてしまっている。またドールの髪の毛も同系色のピンクの為かなり白くなっている。建物や電車などには都合の良いフィルターだが、ドール向きではない。

green.jpg

G:グリーン

 緑色のフィルターはフィルム時代のフィルターでは「ポートレートフィルター」と呼ばれたフィルターで文字通り人物撮影に適している。人間に近いドール用にも通常ならこのフィルターが一番いいだろう。ドールの陰影が一番綺麗に出ている。また口元に注目して欲しいのだが、赤系の唇を綺麗に強調するのもこのフィルターだ。

 しかし鉄道側は少し柔らかい感じで、.鉄道メインならオレンジか赤が良さそうだ。このように何を引き立たせるかによって使うフィルターは変わってくる。単純に色を抜いてモノクロでも面白いが、フィルターを積極的に活用してモノクロを楽しんで欲しい。

ドール用ならやっぱりCanon!?

c1.jpg

 ドール撮影にキヤノンを選んだ場合、得られるメリットは美しい肌色の再現性とAF性能のすばらしさだろう。現在APSサイズの18-55レンズ付き入門機はニコンと価格、スペックが同格だが、ニコンが10万回のシャッター耐久を謳うのに対し、キヤノンは入門レンズにSTM(ステップモータ)を搭載した(kiss X7から)。静かで正確で早いAF、また状況に応じスイッチを切り替えなくてもピントリングを回してマニュアルでピント合わせが出来る。両社とも最後の一手は自社の最も得意とする所に軸足を持ってきた感じだ。

■ 綺麗な肌色再現性

c2.jpg

 キヤノンは肌色が綺麗なことで定評がある。これはフジも同じような傾向だが、フジの記事を参照してもらうとキヤノン、フジは肌色が綺麗に出るということが理解できると思う。ニコンは記録色(正しい色)、キヤノンは記憶色(美化されて脳に残った色)なんて言われるが、女性を撮影するならキヤノンと言われるほどだ。 

■ 先見の明があったEFマウント

c3.jpg

 キヤノン(左)とニコン(右)の18-55レンズとボディキャップの比較。フィルム時代MFからAFに移行する際、従来のマウントを継承したニコンは今日も約50年前のFマウントを採用している。一方キヤノンはこれを機会にと新規格のマウント採用し、現在もこのEFマウントが利用されている。

 マウント変更当時「キヤノンは従来ユーザに冷たい」と批判を浴びたりもしたが、これがAFの開発に有利に働きキヤノンのAFにニコンが追いつくには長い年月を要した。またデジカメがAPS-Cからフルサイズに移行する時もこのマウントの大きさが有利に働いた。

 AF移行時にデジカメ全盛の今日を予測することは無理だったと思うが、次の進歩に備え余裕を持った設計をしておくという先見の明は当たっていた事になる。

 大手二社の特徴をレンズ屋のニコン、カメラ屋のキヤノンなどと称する人が居るが、キヤノンを買ったら記憶色の再現、AF性能にきっと満足するだろう。

■ フルサイズ

icon icon
キヤノン EOS-1D X icon
icon icon
キヤノン EOS 5D Mark III【EF24-105L IS U レンズキット】 icon
icon icon
キヤノン EOS 5Ds icon
icon icon
キヤノン EOS 5Ds R icon
icon icon
キヤノン EOS 6D【EF24-105L IS USM レンズキット】 icon

■ APS-C

icon icon
キヤノン EOS 7D Mark II(G) 18-135 IS STM レンズキット icon
icon icon
キヤノン EOS 70D EF-S 18-135 IS STM レンズキット icon
icon icon
キヤノン EOS 8000D【EF-S18-135 IS STM レンズキット】 icon
icon icon
キヤノン EOS Kiss X8i【EF-S18-55 IS STM レンズキット】 icon
icon icon
キヤノン EOS Kiss X7i【EF-S18-55 IS STM レンズキット】 icon
icon icon
キヤノン EOS Kiss X7【EF-S18-55 IS STM レンズキット】 icon
icon icon
キヤノン EOS Kiss X70【EF-S18-55 IS II レンズキット】 icon

Canon レンズキット最大撮影倍率早見表

■ APS-C

カメラ本体 カタログ記載の最短撮影距離、最大撮影倍率 付属レンズで最もアップに撮影できる大きさ(注1)
1/3 1/6 1/12
icon icon
キヤノン EOS 7D Mark II(G) 18-135 IS STM レンズキット icon
最短撮影距離 0.39m

最大撮影倍率 0.28倍
101.jpg 102.jpg 103.jpg
icon icon
キヤノン EOS 70D EF-S 18-135 IS STM レンズキット icon
icon icon
キヤノン EOS 8000D【EF-S18-135 IS STM レンズキット】 icon
icon icon
キヤノン EOS Kiss X8i【EF-S18-55 IS STM レンズキット】 icon
最短撮影距離 0.25m

最大撮影倍率 0.36倍(55mm時)
201.jpg 202.jpg 203.jpg
icon icon
キヤノン EOS Kiss X7i【EF-S18-55 IS STM レンズキット】 icon
icon icon
キヤノン EOS Kiss X7【EF-S18-55 IS STM レンズキット】 icon
icon icon
キヤノン EOS Kiss X70【EF-S18-55 IS II レンズキット】 icon
最短撮影距離 0.25m

最大撮影倍率 0.34倍(55mm時)
301.jpg 302.jpg 303.jpg

(注1) この表に使用している写真は該当のレンズを使用して撮影した写真ではありません。撮影倍率を一目で理解して頂ける様作成した参考画像です。元画像からカタログ数値を元に倍率を変更させていますので若干の誤差はありますが、およそこの程度のアップに耐えうる写真が作れるといった参考にして頂けると思います。

■ フルサイズ

カメラ本体 カタログ記載の最短撮影距離、最大撮影倍率 付属レンズで最もアップに撮影できる大きさ(注1)
1/3 1/6 1/12
icon icon
キヤノン EOS-1D X icon
レンズキット設定なし
icon icon
キヤノン EOS 5D Mark III【EF24-105L IS U レンズキット】 icon
最短撮影距離 0.45(マクロ)m

最大撮影倍率 0.23倍(105mm時)
201.jpg 202.jpg 203.jpg
icon icon
キヤノン EOS 5Ds icon
レンズキット設定なし
icon icon
キヤノン EOS 5Ds R icon
レンズキット設定なし
icon icon
キヤノン EOS 6D【EF24-105L IS USM レンズキット】 icon
最短撮影距離 0.45(マクロ)m

最大撮影倍率 0.23倍(105mm時)
201.jpg 202.jpg 203.jpg

(注1) この表に使用している写真は該当のレンズを使用して撮影した写真ではありません。撮影倍率を一目で理解して頂ける様作成した参考画像です。元画像からカタログ数値を元に倍率を変更させていますので若干の誤差はありますが、およそこの程度のアップに耐えうる写真が作れるといった参考にして頂けると思います。

世界一わかりやすいデジタル一眼レフカメラと写真の教科書

s9.jpg

 一冊写真の本を初心者の方におすすめするなら「世界一わかりやすいデジタル一眼レフカメラと写真の教科書(改訂版) 」がいいと思う。ドール者がこの本を一冊読むと写真がどう変わるか、私が撮影した写真を交えて具体的に書いていこうと思う。ekidoll.netでもドール写真の講座「ドール撮るぞ!」を開設しているが、「初心者向けに一冊だけ本紹介するなら迷わずコレ!」という位の私自身も学ぶべき点が多い一冊(と言うかシリーズ)だ。(※私の所有している本は旧版です)

s8.jpg

 冒頭はDVDの1シーンだが、5時限に分けて構成されている。テキストと付録のDVDは内容がリンクしていてDVDを見るだけでも写真の質がグッと向上すると思うが、語りきれない細かな解説が本書でなされている。DVDを視聴して本で復習というパターンがいいかもしれない。

 それでは実際5時限の内容について少し解説していこうと思う。

一時間目「何をどう撮るかマスターする」

 ここでは構図の基礎や、主題、副題が重なったとき、見せたい物がたくさんあるときの取捨選択などについての解説がなされている。

s0.jpg

 「うちのこかわいい!」と主題を中心においた日の丸構図。愛情は伝わるがこんな写真ばかりだと撮影もマンネリになる。

s1.jpg

 氏が提唱する「レイルマン構図」で撮影すると、こんなおふざけの写真でも画面に安定感が出てくる。写真で大切な構図、何を取り入れ、何を捨てるかが分かりやすく解説されている。

s2.jpg

 これは昔からの黄金分割という構図だが、安定した絵になったなと思うと無意識のうちに構図の定番になっていることが多い。

二時間目「被写体に強くなるカメラの設定」

b2.jpg

 二時間目は数多くある設定をどう使っていくかを学ぶのがこのコーナ。無理にマニュアルを使用しなくても絞り優先で撮ってみようというスタンスも初心者にマスターしやすいかも。

三時間目「光の見分け方に強くなる」

s3.jpg

s4.jpg

 ここでは大胆な露出設定について解説される。上の二枚の写真はほぼ同時刻に撮影したものだが、受ける印象はまったく別のものになるだろう。光をどうコントロールするかを学んで写真を撮り分けられる様になる。

四時間目「秘伝!三つの武器を使いこなせ」

s5.jpg

 氏は露出補正、ホワイトバランス、ピクチャーコントロールの3つの機能を武器とたとえて解説しているが、上の写真を露出、ホワイトバランスで演出した写真がこれだ(この写真は撮影時ではなくRAW現像時に露出補正、ホワイトバランス調整を行っています)。写真が2つ前の写真とはまったく別の写真になる。

五時間目「りんごで挑戦!何カット撮れるのか?」

b3.jpg

 どんなテクニックを身に付けても使う発想力が無ければ宝の持ち腐れだ。DVDではマンション(?)の一室から出ないという条件の中、氏がりんごを使って10カットの作品を作る。アイデアを盗んでみよう。

(注:この本はドール写真本ではありません。ドールを被写体にした写真の解説はありませんが、写真の基礎をこの本で学びドール写真に応用するとこの様な写真になるという意味で私のドール写真を掲載しています)

 初心者が読む本として基本的な使い方が分かりやすく解説されていることは必須だ。しかし知識を詰め込んでも写真に応用出来なかったり、写真の上達が無ければ挫折してしまうだろう。しかしこの本では応用的な撮影まで網羅されていて真似てみるだけで写真ががらりと変わるテクニックが満載されているのがポイントだ。

 特にりんごを何カットのコーナはりんごをドールに置き換えて想像してみて欲しい、これだけの発想力とそれを写真に出来るテクニックがあればドール写真が格段にレベルアップし楽しくなるだろう。そんなドール写真ライフの第一歩の手助けにこの本はなってくれると思う。

世界一わかりやすいデジタル一眼レフカメラと写真の教科書(改訂版)世界一わかりやすいデジタル一眼レフカメラと写真の教科書(改訂版)
中井 精也 ニコン カレッジ

インプレス 2014-11-28
売り上げランキング : 1425

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

 ますは合う合わないもあるので上の一冊だが、力が付いてきたら下の応用編の二冊もいい。

世界一わかりやすいデジタル一眼レフカメラと写真の教科書 何をどう撮る? 活用編世界一わかりやすいデジタル一眼レフカメラと写真の教科書 何をどう撮る? 活用編
中井 精也 ニコンカレッジ

インプレスジャパン 2011-03-30
売り上げランキング : 57711

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
世界一わかりやすいデジタル一眼レフカメラと写真の教科書 伝わる写真の撮り方編世界一わかりやすいデジタル一眼レフカメラと写真の教科書 伝わる写真の撮り方編
中井 精也 ニコン カレッジ

インプレスジャパン 2013-04-25
売り上げランキング : 73080

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

FUJIFILM レンズキット最大撮影倍率早見表

カメラ本体 カタログ記載の最短撮影距離、最大撮影倍率 付属レンズで最もアップに撮影できる大きさ(注1)
1/3 1/6 1/12
icon icon
FUJIFILM X-Pro1【ボディ(レンズ別売)】 icon
ズームレンズキットの設定なし。(セットは単焦点の「FUJIFILM X-Pro1【標準レンズキット icon」のみ。)
icon icon
FUJIFILM X-T1【レンズキット】 icon
撮影距離範囲 標準 0.6m~∞(ズーム全域) マクロ 広角:30cm~10m 望遠:40cm~10m

最大撮影倍率 0.15倍(テレ端) (35mm判換算 0.225倍)
701.jpg 702.jpg 703.jpg
icon icon
FUJIFILM X-T10【レンズキット】 icon
icon icon
FUJIFILM X-E2【レンズキット】 icon
icon icon
FUJIFILM X-A2【レンズキット】 icon
撮影距離範囲 標準 0.6m – ∞(ズーム全域) マクロ 広角:15cm ~ 10m 望遠:35cm ~ 10m

最大撮影倍率 0.2倍(ワイド端) (35mm判換算 0.30倍)
101.jpg 102.jpg 103.jpg

OLYMPUS レンズキット最大撮影倍率早見表

カメラ本体 カタログ記載の最短撮影距離、最大撮影倍率 付属レンズで最もアップに撮影できる大きさ(注1)
1/3 1/6 1/12
icon icon
オリンパス OM-D E-M1【12-50mm EZ レンズキット】 icon=”80″
最短撮影距離 0.35m(通常撮影時) / 0.2m(マクロモード時*) 撮影距離0.5m~0.2mの範囲でピント合わせが可能。

0.36倍(マクロモード時)(35mm判換算 0.72倍)
501.jpg 502.jpg 503.jpg
icon icon
オリンパス OM-D E-M5 Mark II【12-50mm EZ レンズキット】 icon
icon icon
オリンパス OM-D E-M10 Mark II【EZレンズキット】 icon
最短撮影距離 0.2m (焦点距離14mm)/0.25m(焦点距離42mm) ズームの中間域においては、0.29mになる領域があります。

最大撮影倍率 0.23倍(35mm判換算0.46倍相当)
601.jpg 602.jpg 603.jpg
icon icon
オリンパス PEN Lite E-PL7 14-42mm EZレンズキット icon

(注1) この表に使用している写真は該当のレンズを使用して撮影した写真ではありません。撮影倍率を一目で理解して頂ける様作成した参考画像です。元画像からカタログ数値を元に倍率を変更させていますので若干の誤差はありますが、およそこの程度のアップに耐えうる写真が作れるといった参考にして頂けると思います。

Nikon レンズキット最大撮影倍率早見表

■ APS-C

カメラ本体 カタログ記載の最短撮影距離、最大撮影倍率 付属レンズで最もアップに撮影できる大きさ(注1)
1/3 1/6 1/12
icon icon
ニコン D5500【18-55 VR II レンズキット】 icon
最短撮影距離 0.28m(ズーム全域、オートフォーカス時)、0.25m(ズーム全域、マニュアルフォーカス時)

最大撮影倍率 0.3倍(オートフォーカス時)、0.36倍(マニュアルフォーカス時)
101.jpg
(AF)

301.jpg
(MF)
102.jpg
(AF)

302.jpg
(MF)
103.jpg
(AF)

303.jpg
(MF)
icon icon
ニコン D5300【18-55 VR II レンズキット】 icon
icon icon
ニコン D3300【レンズキット】 icon
icon icon
ニコン D7200【18-140 VR レンズキット】 icon
最短撮影距離 0.45m(ズーム全域)

最大撮影倍率 0.23倍
201.jpg 202.jpg 203.jpg
icon icon
ニコン D5500【18-140 VR レンズキット】 icon

(注1) この表に使用している写真は該当のレンズを使用して撮影した写真ではありません。撮影倍率を一目で理解して頂ける様作成した参考画像です。元画像からカタログ数値を元に倍率を変更させていますので若干の誤差はありますが、およそこの程度のアップに耐えうる写真が作れるといった参考にして頂けると思います。

■ フルサイズ

カメラ本体 カタログ記載の最短撮影距離、最大撮影倍率 付属レンズで最もアップに撮影できる大きさ(注1)
1/3 1/6 1/12
icon icon
ニコン D4S (ボディ) icon
レンズキット設定なし
icon icon
ニコン D810【24-120 VRレンズキット】 icon
最短撮影距離 0.45m(ズーム全域)

最大撮影倍率 0.23倍
201.jpg 202.jpg 203.jpg
icon icon
ニコン Df (ボディ) icon
ズームレンズキットの設定なし。(セットは単焦点の「Df【50mm f/1.8G Special Editionキット】 icon」のみ。)
icon icon
ニコン D750【24-120 VRレンズキット】 icon
最短撮影距離 0.45m(ズーム全域)

最大撮影倍率 0.23倍
201.jpg 202.jpg 203.jpg
icon icon
ニコン D610【24-85 VRレンズキット icon
最短撮影距離 0.38m(ズーム全域)

最大撮影倍率 0.22倍
401.jpg 402.jpg 403.jpg

露出 シャッタースピードと絞り

w5.jpg

 「ISO100相当、1/250、f8」なんていう表記を見たことがあるだろう。シャッタースピードは1/250、絞りはf8にしましたということなのだが、何でそんな設定が必要なのだろうか?写真のようにカメラにはシャッタースピードの表記や絞り値の表記があるが(現在は液晶で見ることが多いかもしれない)およそどんなものなのかについて語ってみようと思う。

“露出 シャッタースピードと絞り” の続きを読む

ドール用ならやっぱりFUJIFILM!?

q2.jpg

 富士フィルムのカメラが最も得意とするのは色作りだ。カメラメーカでもあるが、富士フィルムといえばフィルムだ。かつてカメラメーカとして名機を生み出したこともある同社だが、富士フィルムのカメラを買ったら色に自信を持ってほしい。、言葉を失う程に可愛いドール、感動した美しい風景を記憶通りに再現してくれる。

q1.jpg

 10年以上前にS2proで撮影したアゾンの小鳥ちゃん。ドールの肌色や背景の緑の繊細さが絶妙に綺麗だ。14年前に既にこのレベルの色再現性を確立していた富士フィルムはまさに色の天才とも言える。

q5.jpg

 富士フィルムが作るデジカメにはフィルムメーカーとしての色のノウハウが盛り込まれている。かつてカメラメーカとして名機を生み出した実績もあるが、やはり富士フィルも言えば「色」だと思うのだ。

 ミラーレスになってから富士のカメラは使っていないが、Finepix時代のカメラなら使ったことがあるので作例と共に感想を述べたいと思う。Finepix S2proは2004年発売のカメラなのでまだデジカメが600万画素に突入した頃のカメラだ。デジカメが徐々に普及していたがまだフィルムに画質が追いついていないといわれていた時代だったが、このFinepix S2proだけは他社の画質と比較して頭ひとつ突出していた記憶がある。久しぶりにメモリーカードを入れて撮影してみたのが下の写真だ。

q2.jpg

 14年前のカメラなのでノイズやどことなく「甘い」表現には時代を感じさせるが色は大変綺麗に出ている。ネットの極端な意見では「現行のD4より色が綺麗」なんていうものがある位だ。そこで本当にそうか、D4と同じイメージセンサーを持つDfで撮影してみたのが下の写真だ。

 検証してみると下の写真に比べ肌色が綺麗に出ている。これ位の色の違いはPhotoshopで補正出来そうだが、プリセットでホワイトバランスを厳密に取得して他はノーマルで撮影したので両者ともメーカーが考える一番の色ということになる。両社の「良いと思う色」にはこれだけの違いがあるのだ。それではニコンの写真の方がコントラストも弱く変な色なのか?いやいや、色は大変難しくそんな簡単な問題ではないのだ。

 上のFinepixの方が肌色が綺麗に出て明るい感じで綺麗な写真だが、実際モニターをドールのところに持っていき見比べると正しい色、近い色は下のニコンの色なのだ。これを記録色と呼んだりもするが、ニコンの名誉の為に言っておくと正しい色はニコンの色だ。

 それでは私達の目に綺麗に見えるFinepixの色は何なのだろうか。これは私たちがドールを一目見て頭の記憶に残った色なのだ。これを記憶色と呼ぶがこの「人が綺麗と思う色」へ僅かに調整する能力が富士フィルムの特徴だ。キヤノンもこの記憶色の表現が上手い企業と言われるが、富士に比べると少し淡い感じに仕上がる様だ。

q3.jpg

 Nikonを引き合いに出してしまったが、断っておくとあくまでも正しい色はNikonなのだ。正確に記録するならNikonの色が絶対的に正しい。しかしドールや人、きれいな風景を撮影する時記憶に残った美しさを記憶どおりに再現するにはスパイスが必要でその加減が絶妙なのが富士フィルムといえる。(撮影データ(二枚共通):ISO400相当、1/125、f8 ストロボ光は同じ明るさになる様に調整、モニター:Adobe ガンマコントロールパネルで調整、環境光:昼光色蛍光灯下)

q4.jpg

 「記憶は美化される」というが色造りも一筋縄でいかなく正解が無いと思うが、富士フィルムのデジカメは多くの人が好む色を再現できるカメラといえる。

icon icon
FUJIFILM X-Pro1【ボディ(レンズ別売)】 icon
icon icon
FUJIFILM X-T1【レンズキット】 icon
icon icon
FUJIFILM X-T10【レンズキット】 icon
icon icon
FUJIFILM X-E2【レンズキット】 icon
icon icon
FUJIFILM X-A2【レンズキット】 icon

室内のドール撮影は外付けストロボを使ってみよう

f6.jpg

 レンズキットを購入して色々撮影しているとそろそろ機材を増備したくなる。そこでストロボか単焦点レンズかと悩むのだが、特段の事情がない場合ストロボの方がいいと思う。ストロボは使い方次第で写真が大きく変わるからだ。

 f1.jpg

 一眼レフを購入して室内で「フルオートモード」を使用すると内臓ストロボが勝手に飛び出て発光する。一見便利だが、出来上がった写真はとても残念。何万円も出してスマホ以下の写真と怒りたくもなる。

f2.jpg

 スマホで撮影した写真の明るさと色調を軽くいじった写真がこれ。上の写真と比べれば「一眼よりスマホの写真が綺麗」もあながち嘘じゃない。

f3.jpg

 そこで「ストロボを使用すると綺麗に撮れない」とストロボを使用しなくなる。ISO1600まで上げ1/20、f5.6で撮影してみた。シャッタースピードは手振れギリギリ、f5.6だと画面全体が少しぼやっとしてしまう。ストロボを焚いた写真よりマシだが、こんな仕上がりなら何万円も出して一眼を買ったことを後悔するかもしれない。

 しかしこれは内臓ストロボが悪いだけでストロボ写真がいけない訳ではない。外付けストロボを購入し正しく使えば写真は劇的に変わる。

f4.jpg

 ISO400、1/160、f8で天井バウンスで撮影してみた。ストロボはTTLで+0.5とし、画面下部分に白レフを置き全体に光が回るようにした。スマホ、ストロボ写真に比べ全体に光が回っている分影が少なく写真が綺麗になっている。また絞りを8まで絞っているので髪の毛一本一本の解像感も上がっている。

f7.jpg

 バウンスは難しいテクニックではない。写真の様にストロボの発光面を上に向け天井に光を当ててやるだけでいい。但しこの方法は天井が白、薄いグレーの場合しか使えない。

 今度はストロボをカメラから離して発光させてみる。ストロボをカメラから離すとバウンスとまた違った個性ある写真になる。

f5.jpg

 サイド後方からストロボを発光させ反対側に白レフを置いて光を補った写真がこれだ。向かって右の髪の毛が光り輝いてアクセントになっている。もっと突き詰める余地はあるが、これ位になってくると「一眼を買ってよかった、スマホの写真とは大違いだ。」と一眼を購入したときの出費も報われるのではないだろうか。

f6.jpg

 記事を書くために即席で作ったライティングなので詰めは甘々なのだがストロボの反対側に白い発泡スチロール板を置いてレフ板にしている。

 作例はニッシンデジタルのi40を使用して撮影したが、最後の作例を撮影するにはケーブルかリモートシステムが必要だ。どんなストロボを選べばいいかはまた後日特集したいが、ニッシンデジタル Air1+Di700Aは純正ストロボ並みの価格でリモートシステムが組めるのでコスパが高い。

ニッシンデジタルのストロボ関連記事

ニッシンデジタル Air1+Di700A キットレビュー

ニッシン、ドルショ体験レポ&ライティングの基本

Nissin i40レビュー