PENTAX KPレビュー

 PENTAX KPを購入して1年近くが経過しましたが、J limitedも発表になったことですし、今日はこのカメラをレビューしてみたいと思います。現行カメラらしい高スペックカメラですが、スペックを表にして比較検討する様なカメラではないと思います。

 高い質感、クラシカルなデザインのオンリーワンのカメラ、PENTAXらいしい持っているだけでワクワクさせてくれるようなカメラです。惚れ込んで買って、そして長く使うカメラだと思います。

 箱は定番のシルバーの箱に入っています、この辺の見た目や同梱品は至って普通です。

 同梱物。ストラップがK-1と同じものが採用されているのに注目です。上位機種とされているK-3系がK-70と同じストラップを採用しているのを考えると、やはり細かい所でも質感にこだわっているのが理解できます。

 ところでK-70と比較して倍近くの価格で販売されているKPですが、数字上のスペックだけを見ると大きくは変わりません。写真を撮る道具として考えれば価格の安いK-70を購入して使い倒して、将来出るだろうK-80に買い替える様な路線の方が最新スペックに触れることが可能だと思います。

PENTAX KP PENTAX K-70
画素数 約2432万画素 約2424万画素
ISO 819200 102400
連写 7コマ/秒 6コマ/秒
AF 27(SAFOX 11) 11(SAFOX 10)

 それでは何故私がKPを買ったのか、そしてどこに今満足して使っているのかというところが重要になってくると思いますが、一言で言うとカメラらしい格好良さこれに尽きると思います。それはただデザイン的な見た目だけでなく、質感だったり、操作感だったり、所有しているのが嬉しい、使うのが楽しいといった自分の内面に訴えてくるものです。

 実はここが結構重要で「カメラを常に持ち歩いた方が良い」と考える私としては持ち歩きたくなるカメラであるということが重要になってきます。今回のような外観は勿論、コンパクトさや重量なども関係してきますが、KPは「折角だから持って行こう」という気持ちにしてくれます。

 今日デジタルの世界の進化は早く、カメラはまるで消耗品のような扱いです。しかし実際に必要なスペックはもう一昔前のカメラで十分で、無理に買い替える必要はない時代に来ていると思います。そこで少し価格は割高に感じますが、ガッチリ作っていて長く使えるカメラというのはじっくり使いこなしていくのに良い選択だと思います。

 また昔ながらのカメラというデザインも、長く付き合っていくのに飽きの来ないデザインだと思いますし、慣れればダイヤル操作で設定を変えられる操作感もこのカメラならではで使いやすく感じます。

 まずはKPならではのクラシカルで格好いいデザインをご覧ください。

 ペンタプリズム部は昔ながらの角張ったデザインです。私は使い勝手よりクラシカルさを優先してグリップは標準のSを使用していますが、好みでM、Lに交換(有料オプション)も可能です。

 マグネシウムボディへの結晶塗装はフラッグシップ機と同等のクォリティ、持った時の感触は別格です。実はこの塗装は自動塗装ではなく職人が手で吹いているとか。今回はクラシカルなデザインに似合うLimitedレンズを装着してみましたが、中身は最新スペックですので現行レンズは何でも装着できます。またマウントアダプターを利用すればM42時代のレンズを装着することも可能です。

 ダイヤル中心の操作部は古いカメラの様で慣れレば非常に使いやすいです。 ダイヤル類で埋め尽くされた軍艦部、角ばったペンタ部を見ているとLimitedレンズのクラシカルなデザインも相まってフィルムカメラと言っても信じてしまう人が居そうです。カメラが高級品だったころの雰囲気が高性能デジタルカメラに漂っているって格好良いと思いませんか?

 普段使うシャッター速度、絞りの他、この第三のダイヤルがISO感度、露出補正、カスタムイメージなどをダイヤルで変更できます。私の場合カスタムイメージをいじるのでこのダイヤルはメニュー画面を開く必要が無く重宝しています。

 背面モニターはチルト式です。縦位置ローアングルの時は「バリアングル」の方が便利ですが、横位置なら直感的に見れるのでチルト式が良いという人も居ます。この辺は好みもありますので意見が分かれるところです。

 と持っていて幸せな気分になるカメラ、レトロな感じで格好いいカメラと説いてきましたが、やはりカメラは写ってナンボです。しかし有効画素数約2432万画素、連写秒7コマ、AF測距点27点などは普通に使うには十分すぎるスペックですし、最高ISO感度819200は現在最高水準です。二枚ほどですが、実際にPENTAX KPで撮影した写真をご紹介します。

 現在どこのメーカーでもA4~A3サイズでプリントするには十二分な画質で、このカメラも例外ではありません。美しい記憶がそのまま発色したような鮮やかな絵はPENTAXならではです。勿論淡いモードや逆にもっと派手な絵を作ることが出来ますが、私がPENTAXに変えた一番の理由が「色」なのでこの辺は一番満足しているところです。

 そしてこちらが高感度性能を知って頂くために要した写真でISO6400で撮影しています。一般的なカメラでは超高感度の部類に入り画質の面から敬遠されがちな3200、6400が常用感度として使用出来るというのも重宝しています。

 夕日が格好いい夕暮れ時、街灯の下での夜景など普通なら三脚を使用しなければならないシーンでもギリ手持ちでいけたりします。特にドール撮影の時はこの高感度が撮影の手間を大幅に低減してくれるのでこちらも重宝しています。

 と色々書いてきましたが、「スペックを比較して~とか「コストパフォーマンスを考えると~」というならPENTAX K-70は絶対いいカメラですし、そちらの方が満足度は高いと思います。PENTAX KPはどちらかというと「格好いい!!」と一目惚れで買っちゃうカメラだと思います。そして大好きで買ったカメラだから長く使いたい、それに応えるだけの高性能が詰まっているそんな感じのカメラだと思います。


PENTAX KP【ブラック】


PENTAX KP【シルバー】


PENTAX KP Jlimited Dark Night Navy


PENTAX KP J limited Black & Gold

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