K-3 Mark III MonochromeをCLUBHOUSEで見てきた

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 PENTAX K-3MarkⅢの派生モデルである「K-3 Mark III Monochrome」が13日発表になり、PENTAX CLUBHOUSEでも早速展示されていました。

 右が通常モデル、左が直販限定モデルです。通常品はK-3Ⅲの通常モデル同様のシボ塗装ですが、直販限定モデルはザラつきの少ない半光沢塗装となっています。またPENTAXのロゴの文字も通常モデルと限定モデルでは風合いが異なります。

 背面です。PENTAX一眼レフの代名詞とも言えるグリーンボタンもまたグレーボタンとなっています。他にも本体にある文字は単なる白とせず、見やすく、デザインに合った落ち着いたグレーとしています。単に色を抜いた訳ではなく、モノクロに拘りを持つ人が選ぶ一台に相応しいエクステリアとなっています。

 一点注意点としてはカラーモデルのモノクロモードでは、内部の画像処理で擬似的にカラーフィルターが使えました。しかしこのカメラでは色情報を取得していないので、ポートレートなら緑、風景なら赤やオレンジと物理的にフィルターを装着する必要があります。

 最後にCLUBHOUSEから店外に持ち出させて貰って何枚か撮影してみました。

1/500、f7.1、ISO400

 まずは店舗正面の高層ビルを。クリックすると拡大しますが、これ位の大きさだと何となく繊細な感じだな位の雰囲気です。

 ビルの窓部分を拡大します。クリックして拡大した画像がピクセル等倍です。「この平面性は何だ!」という感じです、ガラスのすべっとした質感そのまま、ノイズが全くありません。

1/200、f4.5、ISO400

 次は室内で適当にシャッターを切ってみます。

 ガラスの奥の遠景、光のボケが本当にフワッとボケて、ノイズや変な輪郭もなくとても綺麗です。やはり一般のデジカメではこうはならないと思います。

1/1250、f8.0、ISO400

 逆光下で撮影するとこんな感じです。

 家に戻って撮影データを見たら撮影者情報に「Keita.S」と入っていました。また少しセピア色がかっているので多分佐々木啓太さんがデモで使っていてそのままの設定だと思います。デフォルトから少し設定変更した画像ということで見て頂ければ幸いです。

 私の場合カラー写真メインなので、当初は全く買う気が無く、話の種に見に行ってみました。しかしカメラの吐き出した写真を実際に見ると俄然欲しくなります。オンラインミーティングで画像の違いをモニターで見せられてもあまり響きませんでしたが、実際に使ってみるとこれは凄いです。ただここまでの表現力になるとプリンタはどうするの?家庭用プリンタでこの階調が表現出来るの?という世界にさえなってきそうです。

 また欲しくなったけど、「それまでにモノクロの表現力でしょ?」とも自問しています。幸い嬉しい話で想像以上に人気で現在オーダーストップの状態とか、少し供給が安定してくるまでにモノクロの勉強をしておきましょう。

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