ドール写真に「流し撮り」を取り入れる

ドール写真に「流し撮り」を取り入れる

2019年8月3日 オフ 投稿者: dollman

 「流し撮り」は航空機、鉄道、モータースポーツ等でよく利用される技法です。通常は高速シャッターを切って動体をピシャリと止めますが、1/60以下のスローシャッターに設定して動体に合わせてカメラを動かす撮影手法です。動体とカメラの動きがぴったり一致すれば上の写真の様に動体は止まり背景だけが流れる動きのある写真になります。これを今回ドール写真に導入してみます。

 まずは作例を一枚見てみてください(ISO100、1/15、f8)。ドールが私をからかって「捕まえられるものなら捕まえてみな!」と走り回っている様な写真になりました。ドールに動きを出せると一緒にこの時間を楽しんでいるような感じを演出できます。

 撮影の仕方はおよそこんな感じです。

1・フレーム外になる脚を左手で持ち、カメラは右手でホールドします。

2・カメラはTvモード(シャッター速度優先オート)でシャッタースピードを1/15~1/60に設定します。(1/60にすると成功する確率が上がりますが、1/15にすると背景の流れが大きくなりより迫力が出る反面失敗する確率が高くなります。)

3・カメラとドールの位置関係を変えないように右から左にカメラとドールを(体全体を回す感じで)動かします。なおシャッターを切るタイミングは動かしている最中で、動かす前、動かし終えた後では意味がありません。

 実際撮影してみるとドールがきちんと写っているか否かだけでなく、背景のブレ加減、ドールの表情など中々思う通りに撮影出来ないものです。この時も実際フォルダーの中はこんな感じなので、何度も撮影してみることをおすすめします。(同じカットでRAWとjpgがありますので実際シャッターを切ったのは1/2枚です)

 折角ですので今回のフォルダーの中から失敗写真や別アングルの写真を紹介します。色々と格闘している姿を想像頂ければと思いますw。

【失敗写真1】こちらはタイミングがずれて背景がブレていない写真です。

【失敗写真2】そしてこちらがドールもブレてしまった写真です。

【別アングルの写真】ほぼ同じ場所で撮影した写真ですが、アングルを変えると背景の流れ方が変わりまた違った動きの写真になります。

 流し撮りはやり始めた当初は失敗写真を量産するだけなので心が折れそうになりますが、めげずに続けてみてみてください。ピッタリ決まるとこれほど気持ちの良い写真はありません!また慣れれば1/15より遅い速度でも動体を止められるようになります。ひたすら挑戦あるのみです!