唯一の貨物線が現存する駅、伊豆稲取駅

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 今回は伊豆急行線の伊豆稲取駅です。東伊豆町の町役場、稲取漁港の最寄り駅であり、ある意味東伊豆町の玄関口とも言えそうです。

 稲取といえば稲取キンメ、吊るし雛などが有名ですが、石切り場があり江戸城築城の際にはここから多くの石が切り出され江戸に運ばれた様です。

 という訳で駅前には多くの石が飾られています。この石の展示は伊豆高原駅にもありましたので、江戸城築城の際にはこの伊豆地方が多大なる貢献をしたと言っても過言ではないのかもしれません。

 それではホームにへ行き、鉄道の話をしましょう。伊豆稲取駅は特急停車駅で1番線が下り本線、2番線が上り本線と上下線の別が厳格になっています。写真は片瀬白田駅方ですが、写真右側の1番線には上り出発信号機がありません。

 しかしその右側に赤を現示している出発信号機がありますが、これが貨物線の出発信号機になります。伊豆急行線で起点の伊東駅と終点の伊豆急下田駅以外で3本目の線路があるのはここ伊豆稲取駅だけです。そして伊豆急行線唯一の貨物線です。

 嬉しいのは貨物輸送も終了、その後ED25も引退してしまった令和の今も貨物線の出発信号機が生きているところです。JRなどでも国鉄時代の貨物側線は現存していても保線用となり転轍機は横取り装置になっています。

 しかしここ伊豆稲取駅では貨物線から出発信号機の現示により、片瀬白田駅へ向け列車を出発させることが出来るのです。しかもLED式に更新されています。100系末期にはイベントでここへ100系が乗り入れた様ですが、再びこの出発信号機が進行を現示する日は来るのでしょうか。

 片瀬白田方の分岐を見てもいつでも貨物線側に列車を進入させられる様きっちりメンテされているのが分かります。

 貨物線は貨物列車を留置する為の施設なので、ホームへの行き来は出来ません。この先今井浜海岸駅方で行き止まりになっています。

 現在は保線車両の留置などに使用されているだけなので、本線側と比べると木の枕木や錆びた低規格のレールに本線との違いを見ることが出来ます。

 左が2番線で上り熱海行き、右が1番線で下り伊豆急下田駅行きです。先程も書きましたが、上下線の別が明確になっています。

 駅名標です。下には稲取の吊るし雛の広告もあります。奥の金目鯛の看板と併せて駅名標が無くても伊豆稲取駅だと分かる光景です。

 下りホームにはこんな待合コーナが一角にあります。駅名標もありますので、皆で座って記念撮影なんかも楽しそうです。

 それではまた電車に乗り伊豆稲取駅を後にします。正面に見える看板の「稲取赤尾ホテル」は↓から予約できます。


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