旧日立航空機株式会社変電所

 東大和市のにある旧日立航空機株式会社変電所は戦前軍用機を作る工場の変電所でした。現在は変電所の役目を終え戦争を後世に伝える建築物として東大和市指定文化財にも指定されています。

 建物は当時そのままの場所にあり、周辺は現在都立東大和南公園となっています。戦前軍用機工場だったこの周辺一帯は戦後平和産業に転換、驚くことに平成5年まで操業を続けていたようです。勿論その時までこの変電所も稼働していました。

 その後この工場跡が都立公園として整備されることになるのですが、歴史を後世に伝える大切な建物と位置付けられ、場所もそのまま、当時の姿で保存されることになった奇跡的な建物です。

 建物にはクレーター状に無数の機銃掃射の跡が残り、攻撃の凄まじさを生々しく伝えてくれてます。しかし戦後になって民間企業によくある「イメージアップの為の補修」などが操業中に行われなかったのが奇跡だと思います。

 裏側にまわって見ますと、公園内には多くの電気部品がオブジェの様に展示されています。遺構とは少し趣が違いますが、何に使うパーツなのか調べてみるのも面白そうです。

 休日の公園内は家族連れで賑わっており、一見すると戦時中の傷跡を残す遺構があるという雰囲気ではありません。私もそうした雰囲気を想像したこともあり訪問が遅れてしまったのですが、実際に見た建物に付けられた戦争の傷跡はとても生々しく後回しにしていたことを後悔しました。

 第二日曜日の午後には内部の公開も行っている様なので今度は第二日曜日にまた訪れてみたいと思っています。

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