日本一美しい取水塔「村山下貯水池第一取水塔」

 村山下貯水池第一取水塔は大正14年に竣工した村山下貯水池の取水塔です。ルネッサンス様式の塔は「日本一美しい取水塔」の名で呼ばれています。今日はこの村山下貯水池第一取水塔をはじめ村山貯水池に存在する3つの取水塔を見ていきたいと思います。

 村山貯水池は村山上貯水池、村山下貯水池の二つの貯水池からなり、通称多摩湖の名で親しまれています。堤体周辺は佐山公園として整備され、この取水塔も遊歩道、広場から容易に見ることが出来ます。

 また見た角度によっても背景や連絡橋の位置も変わりますので色々な位置から眺めたり、撮影したりすることをおススメします。

 手前にあるのが村山下貯水池第一取水塔です。奥にも似た様なデザインの取水塔がありますが、こちらは村山下貯水池第二取水塔で、取水量の増大に伴い昭和48年に竣工したものです。やはり細かい所の造形が異なるのか、歴史の重みなのか、似たようなデザインでも第二取水塔を「日本で二番目に美しい取水塔」と呼ぶ人は居ません。

 天気が良ければ写真の様に奥には秩父の山々や西武ドームも見え東京の一角とは思えない様な風景を見せてくれます。

 ここで少し取水塔とは離れますが、村山貯水池(多摩湖)は夕日の美しい場所としても知られています。堤体北側へ行くと富士山を見ることが出来ますが、残念ながら富士山+取水塔の写真は不可能です。

 夕暮れ時にもう一度撮影してみました。美しいレンガ造りならではの細かなディテールは見えなくなってしまいますが、また明るい時間とは違った趣です。

 次は村山上貯水池の村山上取水塔を見てみたいと思います。村山貯水池は中央にある堤体を境に西側が上貯水池、東側が下貯水池となっていますが、併せて村山貯水池、あるいは通称の多摩湖と呼んでいます。

 こちらの取水塔の横を通る堤体上の都道55号線は道幅が狭く取水塔を近くで撮影するのは困難を極めます。堤体北側にあるサイクリンロードの橋から撮影するのが賢明かと思います。

 上貯水池の竣工は下貯水池より早く大正13年3月竣工ですが、この取水塔も同時期に作られたようです。しかし上部が老朽したため建て替えられ現在では下部のレンガ造りにその歴史を残すのみとなってしまいました。竣工当時の貴重な姿はこちらのホームページに掲載されています。

 この村山貯水池の外周はサイクリングロードとして整備されていますので、徒歩、自転車でゆっくり散策しながら3つの取水塔を見比べてみるのも楽しいかと思います。

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