天塩炭鉱(達布炭坑)載炭ホッパー

 天塩炭鉱は別名達布炭鉱とも呼ばれた、北海道留萌郡小平町達布にあった炭鉱です。天塩と言っても北海道の日本海側にありますが、天塩郡、天塩町よりはるか南の留萌郡小平町になります。炭鉱遺構として残っているのはホッパーのみですが、道道126号線沿いにありますので見学しやすく、その姿はとても巨大なので一見の価値があります。

 延々と対向車の少ない道道を走って行くと「本当にあるのだろうか?」と不安になりますが、ナビゲーションでセットした位置近くになると突如巨大な姿が目の前に現れます。

 快晴の青空をバックに巨大なホッパー跡が存在感を出しています。

 早速記録を開始しましょう。前を走る道道の交通量は決して多くありませんが、大型トラックなども通過しますので交通安全等各種事故防止に留意して見学してください。

 未舗装の側道を歩いて行ってみると裏側に回れましたが、畑の様なので立入はせずとりあえず眺めるだけとします。

 横にあった未舗装道の脇にあったコンクリート塊。何に使われたのかは分かりませんが、これも炭鉱時代の遺構だと思います。

 ホッパーの横側です。下側は三線分の貨車が入れられたようなので、かなり大きな搭載炭ホッパーだったと推測できます。

 この天塩炭鉱は明治時期に北炭の炭鉱として始まり、その後この付近を走っていた天塩炭鉱鉄道が譲渡を受け採掘が続けられた様です。その後廃坑と共に天塩炭鉱鉄道もその役割を終えますが、鉄道設備のトンネルの一部はその後付近を通る道路のトンネルとして活用されています。

 ホッパの落下口には苔が生え、時間の経過を感じさせてくれます。夏の時期は周囲に草が生い茂り接近は困難を極めますが、草の合間からこの様にホッパー内部を覗くことが可能です。

 ホッパーの柱にも時の流れを感じます。

 炭鉱遺構としてはホッパーしかなく、また夏季は写真の様に草が生い茂り近付くことも難しい場所ではありますが、道道脇にある巨大な佇まいは一見の価値がある載炭ホッパーだと思います。

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