PARABOX「乙姫」レビュー

 乙姫(パラボ80)が我が家に来ました。60cm ドールと比較すると身長差では僅か20cm ですが、その存在感は数字以上のものを感じます。また私はアニメ顔を選びましたが、1/3パラボのPちゃん的な雰囲気も少しある可愛いお顔です。今日はこの乙姫(パラボ80)をレビューしてみたいと思います。

 到着した荷物をパラボ47cmドールを並べて撮影してみました。この段ボールを開けると中に白い段ボールが入っておりその中にドールが居る感じです。なお荷札の品名は「パーツ」でした。

 白い段ボールを開けると梱包材で厳重に養生されドールや付属品たちが入ってきます。

 ドール本体(左)と付属品(右)です。

 ところで結論から先に書いてしまうと「結構気に入った」乙姫ですが、1/3ドール並みのクオリティを求めてしまうと多分がっかりします。個人的にはもう少し気軽に、ラフに楽しむドールなのかなと解釈しました。

 具体的には公式ページにも注釈がありますが、ソフビ表面の平滑性が低い、段差がある、関節の稼働範囲が狭い、関節の保持力にばらつきがあるなどです。注文前に注釈を読んでいたので、「なるほど、こんな感じなのね」という気分ですが、いきなり1/3のクォリティのつもりでいると多分ショックを受けると思います。

手の関節とその造形

 脚の付け根の構造と造型

 この辺のスペックは価格を上げ、重量も増やし関節を複雑化すれば解決出来ると思いますが、今回はこの価格で、この重量というところがこの製品のウリなので、この仕様は「もっとドールと気軽に遊んで欲しい」というパラボックスのメッセージと受け取っています。

 例えば関節の稼働範囲や保持力は関節をプラパーツにして構造を複雑にすればある程度向上出来ますが、万一倒れた時のダメージは大きく、また大きいドールの関節が複雑だと立たせるのに一苦労で、これは1/3の比ではありません。

 しかしソフビの簡単な構造の間接ですから複雑なポーズは難しいですが、その分立たせるのは比較的容易で、立ったり、座らせたりのバリエーションは楽しめます。ホームページにも生活感ある写真が数多く紹介されていましたので、「子供の頃人形やロボットで遊んだようにもっと気軽にドールと遊んでください」ということだろうと思っている訳です。

 また衣装は今後発売されるようですが、ベビー服が使用できるよう設計されているところもお手軽感があります。この辺も商売っ気ないというか、あまり細かい事言わなければ人間の赤ちゃん位の大きなドールが安価に楽しめます。これは「ドール=高価な趣味」という概念を覆す面白いコンセプトだと思います。

 実際ドール本体は繊細なメイクを施したヘッドとウィッグを除けば大変丈夫そうで子供のおもちゃとしても耐えられそうです。落としたり蹴飛ばしたりしたとしても、関節は外れても壊れることは無さそうです。(これは例えで乱暴に扱うこと推奨しているわけではありませんし、壊れないことを保証してるわけでゃありません。大切にしてあげてください)

 ヘッドのメイクやウィッグに気を使えばあとはあまり心配無いタフな感じはいつも触って、いつも遊んであげられますし、私的には外での撮影が好きなので、一緒に遊びに行くのにも向いていそうなコンセプトのドールだと思っています。

 付属の服を着せて、ウィッグを被せて完成です(手前右)。大きさ比較の為105cm子供マネキン(奥)、パラボ47cm(手前左)と並べてみました。等身大よりは小さいですが、存在感は等身大に近い感じです。

 ほぼ等身大の身長80cmで5万円を切る価格ということでどんなドール?と期待していましたが、やはり大きな存在感がこの価格でお迎えできるというのは素晴らしいと思います。冒頭書いた関節の可動範囲の少なさや接続部の段差等のデメリットを差し引いてもこの大きさでこの価格は偉いと思います。

 そしてやはり佇まいの可愛さ、これが一番大事です。どんなに凄い関節、仕上げを施したドールでもヘッドが「これじゃない」ではタダでも要りません。まだ専用服はありませんが、市販のベビー服を着せたら滅茶苦茶可愛くなりました。ドールなんて難しい話はいいの、可愛ければそれでいいのです。可愛いドールは人の心を豊かにします。

■ PARABOX 乙姫 特設ページ

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