羽田離着機の滑走路運用(2020年3月末~の新運用についても解説)

 飛行機は風向きによってその離着陸の方角が変わるという一般論は以前話した通りですが、手っ取り早く羽田空港への着陸方法を教えて欲しいという方が多いと思いますので、今回は運用の原則についてお話します。また2020年3月末から発着枠拡大の為一部運用方法の見直しも行いますので併せて解説していきたいと思います。

 また航空機撮影の際はフライトレーダー24(Flightradar24)というアプリが大変便利ですので後半に併せて紹介していきたいと思います。

■ 北風運用

 北風が吹いている時の運用はこの様な運用となります。

 着陸機は北方面が34R、南方面が34Lとなり、東京の市街から見ると沖合いから陸に向かって走ってくる感じです。また北方面の離陸機はC滑走路を沖合い側から陸側に飛び立ちます(34R)。南方面への離陸機は沖側にあるD滑走路を飛び立ちます(05)。そしてB滑走路は使用しません。

 北風時の滑走路運用方法はこの方法が一番効率が良いらしく2020年3月末からの運用変更でも滑走路の仕様についての変更はありません。

■ 南風運用

 南風が吹いている時はこの様な運用となります。

 離陸機は陸側から沖合いに向かって飛んでいきます。北方面がC滑走路の16L、南方面がA滑走路の16Rです。そして南方面からの着陸機はB滑走路(22)、北方面の着陸機はD滑走路(23)に着陸します。

 南風時の滑走路運用方法ですが、2020年3月末からの運用変更で15:00~19:00を除く時間帯は変更がありません。しかし2020年3月末以降の15:00~19:00については以下の様に変更となります。

■ 南風運用(2020年3月末から、15:00~19:00)

 離着陸ともA滑走路(16R)、C滑走路(16L)をメインの一方通行です。そしてB滑走路(22)からの離陸が追加されます。D滑走路は使用しません。まだ運用が始まっていませんので行先は分かりませんが、これまでの使い方から推測するとA滑走路を南方面、C滑走路を北方面が使用するのかと思っていますが、大した根拠がある訳ではないので実際運用されてみないと分かりません。

 現在はだいたいこの原則で運用されていますが、南方面、北方面は滑走路の運用の都合で例外もあるようです。またC滑走路は計器着陸(ILS)が高規格のCAT IIIbであったり、滑走路の長さも一番長いのでC滑走路を優先的に利用するケースもあります。

■ フライトレーダー24(Flightradar24)

 飛行機が何処から飛んできて何処に着陸するか、過去には航空無線やATISを聞くしかありませんでしたが、現在ではフライトレーダー24(Flightradar24)という便利なアプリがありますのでこれを利用するのが一番簡単です。有料のサービスもある様ですが、航空機撮影に必要な情報だけなら無料で使用できる機能だけで十分です。

 アプリをダウンロードして、起動すると左の様な画面が表示されます。世界地図からこのサイズ、もっと拡大まで自由に縮小拡大できますので必要な情報が見れるサイズに拡大縮小しましょう。ここでは羽田空港をアップにしてみましたが、多くの飛行機が見えています。

 一目見て南風運用か、北風運用かを見分ける方法として城南島海浜公園沖に着陸機が居れば南風運用、D滑走路左端に飛行機が詰まっていれば北風運用という見分け方をしています。

 そして右画面の様に気になる飛行機をタップするとその飛行機の情報が出てきます。北風運用なのでD滑走路(05)へ向かってタキシング中ということが推測できます。また機種や機体番号、速度なども表示されます。

 更にクリックすると左画面の様にその飛行機の出発時刻や到着時刻も表示されます。また離れた場所から空港の情報を取得することも出来ます。天気、気温、風の情報が得られます。

 ところで航空業界では速度にノットという単位が使用されますが、1ノット=1852mとなります。100ノットで飛行中といえば185.2km/hで飛行中という意味です。また2ノットの風は風速1.028mです。しかし1.85という数字は難しいので簡易的には速度は約2倍km/h、風速は1/2mと換算するのが楽です。

 また1852という数字の羅列ですが、カレンダーの1日を見てください、その下が8日さらにその下が15日、22日と続くと思います。それぞれの下一桁を見て頂くと1852の羅列になっています、そんな覚え方もあります。

 今回は離着陸の基本的なルールと便利なアプリ「フライトレーダー24(Flightradar24)」について解説してきました。また個別の撮影地についてはまた機会があれば紹介していきたいと思います。

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