奥多摩工業脇登山道 2

 前回に続き工場の敷地内を歩いているような錯覚に陥る登山道、奥多摩工業氷川工場脇登山道の後編をお届けします。工場最上部の建物を楽しんだ後、更に登山道を進み現役の鋼索鉄道のトロッコを見学していきたいと思います。

 先程の場所から更に上側にも、これまた見ごたえのある建物が建っています。よく見ると黄色い柵できっちり公道、敷地内が区切らえていますが、ギリギリのところまで工場ならではの構造物が建てられていますのでその迫力を堪能できます。

 登山道を横切る配管はダクトではないでしょうか。

 いかにも工場らしい配管の取り回し。しかしこの角度や取り回しにも理由がある訳でこうした工場の姿に魅せられる人は「機能美」を見て取ることが出来るのではないかと思います。

 こちらはラックの上に配線が載っています。給電の他、中央監視装置の方から制御できる様になっているのでしょう。

 またこの辺が工場を見れる最上部になりますので、谷側の工場を眺める展望もなかなかです。

 この様に工場の敷地内が一望できます。

 工場の奥には日原周辺の集落も見られます。

 工場の建物はここで終わりという雰囲気ですが、ここでUターンしてはいけません。この先は普通の登山道という雰囲気ですが、更に奥へと進みます。

 暫く普通の登山道を歩いていくと左手に線路とトロッコが見えてきます。ここも奥多摩工業の施設で採掘された原材料の石灰を運んでいます。

 山間に突如現れた鉄道橋、その上にはトロッコが載っています。またこのトロッコは平日のみの稼働なので、出掛けやすい週末は止まった状態のトロッコが見られます。

 トロッコをアップで見てみましょう。線路と線路の間にワイヤーが見えます。このトロッコはこのワイヤーで引っ張られ走行する「鋼索鉄道」で登山口などで運行しているケーブルカーと同じカテゴリーになります。この様に運転士が乗り込まずに走行しているトロッコですが、積み込まれた石灰を下ろす時も集積所で横に荷台のみが倒れて人手不要で作業ができます。

 全2回に分けてご紹介してきた奥多摩工業氷川工場脇の登山道ですが、いかがだったでしょうか?東京都内の鉄道駅から歩いて30分程で、別世界が広がっている少し珍しい登山道です。

※  登山道と工場の敷地は明確に区分されていますので敷地内への立ち入りは厳禁です。また工場運営や他の登山道利用者の通行の妨げにならない様節度を持って見学していただけると幸いです。

あわせて読みたい