旧深名線 第三雨竜川橋梁跡

 北海道にはかつて函館本線の深川から、幌加内町を経由して名寄へ抜ける「深名線」が走っていました。他の地方交通線同様採算が合わないと平成7年9月4日バスに転換されて廃止となりましたが、幌加内町内には各所にこの深名線の痕跡を見ることが出来ます。今回は廃線後も地元の有志によって保存されている「第三雨竜川橋梁」をご紹介します。

 幌加内町を走る国道275号線はほぼ雨竜川に沿って走りますが、その国道から少し入ったところに見学スペースがあります。自動車でも入れますので、幌加内町を通ったら是非見学してみてください。

 一角には、線路こそ撤去されているものの当時の道床が残され、第三雨竜川橋梁の解説板、そして奥に保存された第三雨竜橋梁があります。

 昭和6年に竣工した第三雨竜川橋梁、周辺は険しい地形だったことから当時としては画期的な工法で建てられたことが説明されています。

 64年もの間当たり前のように列車が走っていたこの場所も、列車が走らなくなってから四半世紀になります。元々利益と経費を図る営業係数はあまり良くありませんでしたが、北海道でも有数の酷寒地であったことから代替交通の整備が進まず、多くの路線が国鉄末期に廃線となる中JR北海道に継承され奇跡的に平成7年まで運行を続けてきた路線です。

第三雨竜橋梁 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

 現役時代は端を抜け幌加内町を縦断、深川に抜けていた路線ですが、橋の前後は少しずつ自然に帰りつつあります。

 トラス橋と桁橋。トラス橋はこの地で昭和5年に建てられたものですが、桁橋はイギリスから輸入されたもののようです。

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