新十津川駅 駅舎

 2020年5月の廃止まであと僅かの札沼線の終点新十津川駅を今日はご紹介します。

 廃線になる駅というと「どんな僻地にある駅なんだろう?」と考えるかもしれませんが、駅前には大きな病院もあり、郊外の街中にある駅という印象です。札沼線の名前の通り、一時は札幌から留萌本線の石狩沼田までを結ぶ路線でしたが、昭和47年にこの新十津川から石狩沼田が廃線となりここが終着駅になり今日まで来ています。

 地図を見て頂くとわかりますが、滝川まで意外と近く歩いて一時間かかりません。ここでたらればの話をしても意味がありませんが、もし滝川へ向かう路線の途中駅ならこの駅の運命も変わっていたのではないかなと思います。

 かつては出札窓口も合った有人駅なので駅舎はそこそこの大きさがあります。ちなみに先日紹介した昭和39年9月の時刻表ではまだこの駅は石狩沼田へ向かう途中駅で、7往復の列車が発着していました。

 入口の右側が待合室、左側が業務スペースです。屋根にストーブ用の煙突が出ているところが北海道らしい雰囲気です。

 幾年もの風雪に耐えた駅名標も間もなくその役割を終えようとしています。

 それでは中を見てみましょう。

 現在の時刻表。9時28分に石狩当別駅から到着した列車が折り返し10時00分に石狩当別駅へ向け出発、一日一本の列車しかしか来ない駅です。それと同時に午前10時に最終列車が発車するという「日本一最終列車が早く出発する駅」でもあります。

 左が出札窓口、右が手荷物などの取り扱いなども行っていた総合窓口だったのではないかと思います。

 時刻は18時少し前で列車を待つ人は居ませんが、待合室のボンボン時計は常に正確に時を刻んでいます。

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