赤平の777段ズリ山階段

 今回は赤平の炭鉱遺構であるズリ山777段を登ってきました。「山」といっても自然の山ではなくかつての赤間炭鉱で採掘した原炭のカス「ズリ」が積もって出来たいわば人工の山です。(撮影日:2019年9月1日)

 ズリ山777段は赤平の観光名所の一つですが、麓の駐車場にあった案内看板です。クリックして頂くと拡大して文字を読むことが可能だと思います。 炭鉱華やかしき頃の懐かしい写真もあり気分も盛り上がります。

 風は少しありますが、天気も良く絶好の撮影日和です。早速、等身大娘と一緒に777段チャレンジしたいと思います。

 頂上まで10~15分で登ってくることが可能です。777段きちんと整備されていますので軽装でも安心して登れます。そして777段すべての杭に寄付者のネームが書かれたプレートがあります。ゴールが見えないとなかなか苦しいものですが、あと何段とカウントダウンしながら登って行くとあっという間に到着できます。

 頂上からも展望は楽しめますが、夏の時期は木も生い茂ってしまいますので少し下の方が展望が良い様です。ズリ山の頂上からは赤平の街並みが一望できます。

 ところで「ズリ」とは何でしょうか?「石炭を掘る」と言っても掘り出した直後の「原炭」には不純物も多く混ざっています。これを選炭場で商品として出荷する「精炭」と不純物の「ズリ」に分離します。そして余った「ズリ」を地上に捨て続けていたらこの山が出来上がってしまったという訳です。

 ちなみに北海道では「ズリ」と呼ばれますが、九州では「ボタ」と呼ばれています。

 折角ですので先程の画像を更に拡大してみます。左下の茶色い建物が赤平駅の駅舎です。この画像をクリックで拡大した画像がピクセル等倍ですが、使ったカメラが「RICOH GRⅢ icon」ですのでさすが高解像度とさりげなくカメラの高性能さをアピールしておきます。建物のディテール、駐車場の自動車まで綺麗に写っています。

 頂上には双眼鏡もありますので、街並みを引き付けて見ることも出来ます。

 天気の良い日には赤平の街並み、そして遠景の山々が見渡せる最高のロケーションです!

 展望スペースには先程の双眼鏡の他テーブルやベンチもありますので登ってきて少し疲れたら一休みしてから降りて行くと良いと思います。また写真の様にどの方角に何が見えるかといった案内看板も用意されています。

 展望を楽しんで再び駐車場のある地上に降りてきました。これは赤間炭鉱の原炭ポケットです。掘った不純物を含んだ原炭を貯蔵しておきます。ここから選炭場に送るのですが、選炭場や他の設備は現存しません。

 ところで同じ赤平駅近くにある住友石炭が有名なので、住友石炭と関係があるの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらは住友石炭とは関係ありません。こちらは赤間炭鉱という北炭(北海道炭礦汽船)系の会社の炭鉱遺構です。同様に今登って来たズリ山も赤間炭鉱のズリです。

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