深城ダム

 フィルムカメラの時代、それも古いAFカメラが無かった時代本体についてくるレンズは50mmの標準レンズが一般的でした。現在は広角から中望遠までを網羅した便利な標準ズームが中心ですが、長いカメラの歴史の中にはそんな時代もありました。

 今回はそんなズーム全盛、デジタルカメラの時代に50mm1本で撮影してみたいと思います。同日に85mm f1.4の試写も行っていますので比較して頂くとまた面白いかもしれません。当たり前ですが、85mmと比較して広く写りますからこうしたドールとのお出かけ写真の場合使いやすい単焦点レンズと言えます。

DETA : 1/125、f5.6、ISO200、WB太陽光、C/I雅(MIYABI)

 まずは対岸の山の上にある展望台から堤体を見ます。この深城ダムは治水目的に造られたダムですので、6月という雨期には写真の様に水位は低めにして大雨に備えています。逆に秋終盤~冬には水位を上げて水不足に備えます。水位が上がっての良い様ブイのアンカーもかなり上側に付いています。

DETA : 1/60、f5.6、ISO560、WB太陽光、C/Iリバーサルフィルム

 脇を通る国道139号線から見た堤体です。奥の塔が取水塔、手前の塔が洪水吐きです。洪水吐きとはダムの余った水を排出する水門で余水吐きと似た様な放流設備です。

DETA : 1/125、f2.8、ISO200、WB太陽光、C/I人物

 深城ダムに来ました。これから早速中を風花と一緒に見学したいと思います。

DETA : 1/500、f1.4、ISO200、WB太陽光、C/Iリバーサルフィルム

 ここの天端も遊歩道になっており向かい側に渡ることが出来ます。

DETA : 1/180、f4.0、ISO200、WB太陽光、C/I人物

DETA : 1/500、f2.0、ISO200、WB太陽光、C/I雅(MIYABI)

 天端を対岸側へ歩き始めます。

DETA : 1/90、f5.6、ISO200、WBCTE、C/I雅(MIYABI)

 天端から下を覗き込み、洪水吐の放流を見てみます。この様なアングルはカメラが外に出ますので、万一落下させると色々大変です。ストラップを首にかける、手に巻き付けるなどの落下防止対策を施して撮影してください。また撮影前にレンズフードやフィルターの緩みなどを確認しておくとそうしたパーツの落下も防げます。

DETA : 1/60、f2.4、ISO280、WBCTE、C/I雅(MIYABI)

 天端から眺める国道139号線の橋脚です。6月の森の緑を強調する為にホワイトバランスをCTEにしてみました。通常のホワイトバランスは色被りを取り除くのが目的ですが、CTEを使うと色被りが強調されます。全体的に緑色が強調され、雨期の山の中という色合いになったのではないでしょうか。

DETA : 1/90、f4.0、ISO200、WBCTE、C/I雅(MIYABI)

 こちらもホワイトバランスをCTEで緑を強調してみました、またこの様な風景を撮る時カスタムイメージは文字だけ見ると「風景」にしてしまいそうですが、「雅(MIYABI)」も緑が鮮やかに映えますので、色々試してみると面白いと思います。PENTAXのカメラならRAWで撮影しておけば同梱ソフトDCU5で後からでもカメラと同じようにカスタムイメージを選び変更することが可能です。

 ところで冒頭このダムは治水用のダムと申しましたが、雨期である6月は上流での強雨に備え普段の水位は低めです。そうするとダム建設前の構造物もこの様に水面から姿を現します。このダムの完成は平成16年ですが、ダムが完成する前は水面からそこそこ上だったので、左側の構造物は何か小屋でも立っていたのかもしれません。

DETA : 1/60、f5.6、ISO200、WB太陽光、C/I風景

 同じ様な遠景をこちらはWB太陽光、カスタムイメージ「風景」で仕上げてみました。上の写真と比べてどちらが良い、悪いではなく少し雰囲気が異なりますので好みで選んでみると良いかと思います。

 右上の山の上にある小屋が冒頭の写真を撮影した展望台です。近くに無料駐車場もあります。手前にあるブイはダムらしいアイテムの一つですが、このブイの下には網があり上流からの流木やゴミが下流に流れないようにブロックしています。

 深城ダムの場合写真奥側が上流側で深城湖と呼ばれています。またブイの左側には門の様なものが付いていますが、これはメンテナンス用の小型艇がブイを通り抜けられるようにする為の設備です。

DETA : 1/60、f2.4、ISO280、WB太陽光、C/I人物

 無事対岸側へ到達です。入り口側は通りすがりで来た人なども見学していきますので結構人が居る印象ですが、何もない天端の反対側まで来る人は少ないので奥側の方が落ち着いて撮影出来ます。

 少し絞っていますので天端とは分かりますが、背景が綺麗にボケてくれますので写真全体が綺麗に見えます。

DETA : 1/1500、f1.4、ISO200、WB太陽光、C/Iリバーサルフィルム

 この様な説明書きは現場で読んでもすぐ忘れてしまいますので、撮影しておきます。しかし絞り開放で撮った後なので思いっきり開放のまま撮っています。f5.6とかf8くらいまできっちり絞って撮った方が良かったかもしれません。

DETA : 1/125、f2.8、ISO200、WB太陽光、C/Iナチュラル

 当初は治水目的で作られた深城ダムですが、現在は発電も行われてり、発電量がここに表示されています。現在は85KWの電気が発電されています。

DETA : 1/250、f1.4、ISO200、WB太陽光、C/Iナチュラル

 いっぱい歩いてお疲れの風花さんです。山間の空気を吸いながら少し休んだら帰りましょうか。

 最後は開放で締めてみましたが、ピンの合ったドールから遠景まで綺麗にボケが広がっている感じです。やはりこうやって色々写真を撮ってみると、大きい、重いレンズですが、素晴らしいレンズだなと思うのです。

■ 今回の記事に使用した機材

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HD PENTAX-D FA☆50mmF1.4 SDM AW icon(ビックカメラ)
他の取扱店:Amazon楽天市場など

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PENTAX K-1 Mark II icon(ビックカメラ)
他の取扱店:Yahoo!ショッピングAmazon楽天市場など

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