鉄道博物館 前編

 今回は軽装ということで「PENTAX KP icon」に「smc PENTAX-DA 18-50mmF4-5.6 DC WR RE」を1本装着して鉄道博物館見学です。当初は1回で紹介する予定でしたが、写真が多すぎるので全2回でお届けする予定です。今回は電車以外の気動車、蒸気機関車、客車などをテーマに撮影していこうと思います。

icon icon
PENTAX KP icon(ビックカメラ)
他の取扱店:Yahoo!ショッピングAmazon楽天市場など


smc PENTAX-DA 18-50mmF4-5.6 DC WR RE(Amazon)
他の取扱店:楽天市場など

DETA : 1/20、f5.6、ISO6400、WBオート、C/I人物

 41300形気動車。戦前塗装、旧気動車色などと呼ばれますが、私が好きな気動車色の一つです。

 ところで今回はこの写真を含め館内の写真は全てストロボを使用せず撮影しています。しかし最高感度819200のKPなら6400は常用感度です、この様な薄暗い施設の中でも目で見たままの写真を残せます。またホワイトバランスも色々な光源が混じって都度の設定が面倒だったので全てオートですがバッチリです。

 しかし何処かのメーカーが昭和の時代にこの旧気動車色を「スカ色」なんて売り出したのも理由の一つだと思いますが、平成になっても旧気動車色の模型が発売されると実際は横須賀線と同じ明るい色でその度に購買意欲を削がれました黒歴史を思い出しました。

 と個人的好みは置いておいてそこは博物館、そこはきっちり旧気動車色を抑えているので感動というか見ているだけで痺れます。

DETA : 1/30、f11、ISO6400、WBオート、C/Iリバーサルフィルム

 渋い旧気動車色に武骨なリベットのシル&ヘッダー。これを見れただけでもここに来た価値があるというものです。実際はこの後も「これを見れただけでもここに来た価値があるというものです」と何度も感じる訳ですが。

 この写真はRAW現像で更に露出を1.5段上げてみますので実質ISO感度は18100位ですので流石にここまで来ると少しノイズは出ています。しかしこの雰囲気、仮にストロボを焚いたら「この雰囲気全てがパー」だと思いますので、ISO18100でもこのノイズのレベルで撮影出来ることの方が凄いと思います。

DETA : 1/30、f8.0、ISO6400、WBオート、C/I人物

 車内はこの様な木製ベースで緑色のモケットです。中央が透明なアクリル張りになっていますが、床下機器を見ることが可能になっています。この写真はチルトモニターを使用してハイアングルから撮影しています。

DETA : 1/45、f11、ISO6400、WBオート、C/I雅(MIYABI)

 続いて20系寝台客車です。今日は「ゆうづる」のテールサインになっています。このブルートレインの「ゆうづる」は常磐線経由で青森へ行く夜行列車としての役割を果たし、一方583系の「ゆうづる」は「はくつる」と共に青函連絡船への連絡特急としての役割を担っていました。この写真はドールも大事ですが、「ゆうづる」のバックサインが判別できる露出、絞りを選んでいますのでf11まで絞り込んでいます。

DETA : 1/45、f5.6、ISO6400、WBオート、C/I人物

 登場当初は当時としては画期的な近代的かつ清潔な設備から「走るホテル」などと呼ばれた20系ですが、寝台幅52cm、3段寝台のB寝台は現代の個室中心の寝台設備から考えると隔世の感があります。しかし寝台特急の花形だった風格は引退後30年近く経過した今も残っていて、こうして美しい姿で保存されていることを嬉しく思います。

 先程も書きましたが、今回もKPの高感度性能を利用してストロボレスで撮影していますので客車の正面は勿論、左奥側のホームや電車特急にも光がまわり、記憶の中にある上野駅の地平ホームの雰囲気そのままが再現されています。

DETA : 1/20、f11、ISO6400、WBオート、C/Iリバーサルフィルム

 青15号にクリーム1号の帯。ホームでこの姿を見た旅人はまだ見ぬ地への旅に心を躍らせたのだと思います。しかし14系、24系25形などの登場と共に急行や臨時列車へ格下げされた同形式ですが、こうして美しい姿に復元され、登場当時の華やかしい活躍の話がこうしてできるのはとても嬉しいことです。

 ここはブルトレの車体の質感を出したかったのでリバーサルフィルムです。

DETA : 1/45、f8.0、ISO6400、WBオート、C/Iリバーサルフィルム

 このC57 135は晩年北海道にわたり活躍していた蒸気機関車で、室蘭本線で「さようならSL列車」を牽引した蒸気機関車です。なおこの展示スペースは転車台になっており、機関車を回転するイベントも可能な様です。

 ところでこの様な展示車両を撮影する時、思い立ったところでズームでフレーミングをしていないでしょうか?それでは折角の格好いい車両の魅力を引き出せない場合があります。

 一般的にこの様な角度で車両を撮影する場合、中望遠域のレンズの方が迫力が出て格好いい写真になります。少し後ろに下がってなるべく望遠域の焦点距離を使用すると作例の様にずっしりした雰囲気に仕上がります。

DETA : 1/60、f8.0、ISO6400、WBオート、C/I銀残し

 室内を照らしているスポットライトがキャブのナンバープレートを照らしていました。

DETA : 1/45、f5.6、ISO3200、WBオート、C/I人物

 これから外に展示されているキハ11を見に行こうと思うのですが、その前に立ち寄ったこのスペースが個人的に刺さりました。

DETA : 1/60、f5.6、ISO6400、WBオート、C/I雅(MIYABI)

 こういうものを理解できる娘であると嬉しいところですが、彼女の本心はどうでしょうか?

DETA : 1/90、f11、ISO200、WBオート、C/I人物

 外に展示されているキハ11です。水戸鉄道管理局真岡機関区真岡支所に所属、その後茨城交通湊線(現:ひたちなか海浜鉄道)で活躍していた車両です。現在は国鉄時代の「水モウ」に所属表記が改められています。

 この写真も想像通り地べた近くでカメラを構えチルトモニターでフレーミング、ピント合わせをしています。

DETA : 1/60、f11、ISO200、WBオート、C/Iリバーサルフィルム

 その後に登場するキハ20やキハ52に顔が似ていますが、10系の方がやや直線的で一回り小さい印象を受けます。キハ11の写真は別サイトですが↓でも公開していますので興味のある方はご覧ください。

DETA : 1/180、f8.0、ISO200、WBオート、C/I人物

「キハ」の「ハ」は「イロハ」の「ハ」!
よく出来ました、その通りでございます。

 博物館などある程度撮影距離や大きさが決まっている撮影なら18-50mmでも十分です。一方単焦点ですと撮影位置が限られるケースもありますので少し難しいかもしれません。キットレンズですが、使いやすいレンズですし、沈胴式ですから格納すれば持ち運びも便利です。

 PENTAX KPは超高感度&強力な手ブレ補正で暗所での撮影では万能感がありますが、もしそれらが無いと絞りを開ければピントの合う範囲が狭くなる、シャッター速度を落とせば手ブレする、ストロボを使えば背景真っ暗、あるいはストロボと照明のホワイトバランスが合わないなど撮影は大変です。

 しかしこの博物館内の車両が本線上を走っていた頃はそんな不便なカメラが当たり前だった訳です。展示されている車両とカメラの性能を思い直して、改めて「時代は流れているな~」としみじみ実感した次第です。後編では電車、電気機関車の写真をご紹介したいと思います。

icon icon
PENTAX KP icon(ビックカメラ)
他の取扱店:Yahoo!ショッピングAmazon楽天市場など


smc PENTAX-DA 18-50mmF4-5.6 DC WR RE(Amazon)
他の取扱店:楽天市場など

 このレンズは沈胴式なので格納するコンパクトになりとても便利です。画質はキットレンズなので特筆すべき点はありませんが、可搬性能でお気に入りのレンズです。なお今回使用したsmc PENTAX-DA 18-50mmF4-5.6 DC WR REはK-S2用のキットレンズです。

 同性能のレンズを新品で購入する場合は下のHDコート版になります。コーティングとフードの有無以外は変わりません。

icon icon
HD PENTAX-DA 18-50mmF4-5.6 DC WR RE icon(ビックカメラ)
他の取扱店:Amazon楽天市場など

注:今回はじっくり撮影したいこともあり、平日午前中から撮影していました。開館から10年以上経ちますが、人気の施設ですので土日祝などに同様の撮影は難しいかと思います。

 やはりこの様な場所は未来の鉄ヲタの卵であるお子様方が優先だと思いますので。「洋服や食べ物には殆ど金を使わず、ただひたすら鉄道だけを追い続けるような強者が一人でも多く育ってくれること」を願いながら、展示車両の前ではしゃぐ子供たちを暖かい目で見守りたいものです。

あわせて読みたい