鶴見線 国道駅

 最近は各所でも紹介され有名になった鶴見線の国道駅。駅全体がレトロな雰囲気に包まれた途中下車するだけでタイムスリップ出来るような駅です。

 鶴見駅から鶴見線に乗ると次の駅が国道駅です。駅名の由来は前を第一京浜と呼ばれる国道15号線が走っている為、国道駅とのことです。

 鶴見駅からの電車が到着しました。現在鶴見線も他線区同様ステンレスの電車が活躍していますが、この様にモノクロにしてみるとステンレスの新しい感が薄らぎますので、無骨なアーチ状の鉄骨との相性が良くなります。

 PENTAXの場合カスタムイメージで簡単にモノクロ写真に変換が出来ますが、他社カメラにも同様の機能は付いていますので特にこの国道駅ではカラー⇔モノクロを切り替えながら撮影すると楽しいのではないかと思います。

 列車が発車すると再びホームには静寂が訪れ、国道15号を走る自動車の音が聞こえてきます。それでは早速下へ降りて駅の中を探検してみたいと思います。

 駅の改札を抜けそのまま階段を一直線に上ると鶴見小野、弁天橋方向へ向かうホーム、この連絡橋を奥に進み階段を登ると鶴見行のホームになります。先程のホームにあったアーチ状の鉄骨もレトロな雰囲気でしたが、昭和の香りがこんなところにも漂っています。

 そして改札を抜け高架下に来るとこんな光景が広がっています。上側に蛍光灯に照らされた橋が一本見えますが、これが一つ上の写真で紹介した連絡橋です。

 アーチ状の通路を国道15号線側へ出てくるとこんな光景です。古めかしい風景が必要なドラマなどのロケに使用されたこともある様ですから、駅自体を知らなくてもこの風景を見たことのある方は居るかもしれません。

 しかし自販機や政党の張り紙はこの場所のレトロ感にはマイナスです。そこで必殺ドール隠しで見えなくしてしまえばいい雰囲気になります。しかし今日は一日引っ張りまわしてモデルをやらせているせいかチノちゃん少しお疲れの様ですw。表情に少しお疲れの雰囲気が出てしまいました。

 またはこの様にハイアングルで切ってしまうのも手です。これはKPのチルト機能で背面モニターを見ながらシャッターを切りました。ところでなぜこんな駅のガード下にレトロな風景が広がっているのでしょうか。

 現在はJR東日本の鶴見線ですが、国鉄になる前の鶴見臨港鉄道時代に少しでもガード下を有効活用して収益を得ようとしていた名残の様です。現在では秋葉原-御徒町間にもガード下を活用したショッピングモールがありますが、戦前から続いているとなると歴史ではこちらの方がはるかに上ということになります。ちなみに鶴見臨港鉄道が国有化(国鉄化)されたのは戦時中の昭和18年です。

 東京から日帰りで行けて、『休日おでかけパス』のエリアにも入っている国道駅ですが、東京近郊駅とは思えない様な魅力の詰まった駅です。、またこの国道駅が所属する鶴見線には他にも魅力的な駅が数多くあります。この記事を読んで興味をお持ちになりましたら是非一度お出掛けしてみてください。

【おまけ】

 別日に撮影した写真ですが、国道駅国道15号線側の入り口脇にはコンクリートに機銃掃射の跡がくっきり残っています。上の窓ガラスの割れについては戦中のものかは分かりませんが、至る所に「昭和の残る駅」という印象です。

■ 今回の記事に使用した機材

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PENTAX KPicon(ビックカメラ)
他の取扱店:Yahoo!ショッピングAmazon楽天市場など
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HD PENTAX-DA 16-85mmF3.5-5.6ED DC WRicon(ビックカメラ)
他の取扱店:Yahoo!ショッピングAmazon楽天市場など

 今回は20時頃訪れての撮影でしたが高感度に強いKPなら夜の駅の雰囲気もバッチリですし、広角から望遠まで対応できる16-85ズームがあればこれ一本で十分という感じです。

 今回の作例の様にカラー、モノクロの切り替えはjpgで撮ってしまうとモノクロをカラーにするのは不可能ですが、RAWで撮っておけば冷静になって「この写真はどちらの処理が良い」と考えながら処理できるのでやはりRAW撮影がおすすめです。

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