伊豆熱川駅

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 伊豆急行は東伊豆の山々を縫う様に建設されており、この伊豆熱川駅にも建設の苦労の跡を見ることが出来ます。今回はこの伊豆熱川駅の様子をホーム上から色々と見ていきたいと思います。

 まずは下田方のトンネルとホームに挟まれた僅かな空間には橋梁があります。下には濁川が流れていてそれをクロスする為の橋梁ですが、山と山との間にある伊豆熱川駅の大半が実は橋脚の上にある様な雰囲気です。ストリートビューで駅の北西側を見て頂くと納得できるかと思います。

 こんなホームの真下に、こんな短距離でも橋梁を作ってしまって良い訳です。

 伊豆熱川駅に限らず、小レイアウトに変化を付けるヒントとしても活用出来そうです。これ位の橋梁ならレイアウトに無理やり押し込むことも可能そうです。

 また橋梁上にある車両接触限界標識はこんな感じに少し浮いた様に立てられています。

 伊東方はホームを出るとすぐにトンネルです。車両接触限界標識もトンネルの中です。スペースが足りなければこれで良い訳です、トンネルポータルは複線用が流用出来そうです。

 そしてトンネルの左下にある管が、このトンネルが伊豆急のものであることを物語っています。この管の中には温泉が通っており、ここ熱川から伊豆高原の別荘地等へと熱川の良質な温泉が運ばれています。

 こうやって見ると、南東方向の駅前の地面もまた線路の高さと比べかなり低いのが理解出来るかと思います。伊豆と言えば温泉ですが、その中でも熱川温泉は湯温が高く水を足さなければ入れない位熱い、温泉の中の温泉といった品質です。

 駅前に温泉櫓が立ち、そこから勢いよく蒸気を噴き出している様子はまさに温泉の街という雰囲気です。USB式の加湿器などを仕込めばレイアウトにも車両やストラクチャーに対し無害な温泉櫓が出来そうです。

 ホームに入線して来る伊豆急8000系と撮影してみました。温泉櫓がこの線区の特徴を物語っているここならではの写真です。

 ホームから見た高低差ある街並み、そして遠くに見える太平洋、これも伊豆です。

 伊豆急行線はJRからの特急の乗り入れも多く、また自社の普通電車も走っていますから結構頻繁に電車が走っている印象です。しかし線内には第四種踏切も多かったり、構内踏切のある駅があったり面白い線区です。また時間を見つけて色々ご紹介していきたいと思います。


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