旧住友奔別炭鉱立坑

 住友奔別炭鉱は昭和46年まで操業していた炭鉱で櫓の高さは約51m、立坑の深さは約735mで建設当時は「東洋一の立坑」と呼ばれ、現存する立坑の中でも日本一です。

 しかし奔別炭鉱敷地内は私有地となっており、現在は原則柵の外からの見学となっていますが、年に何度か内部を公開する機会もある様です。

 荒野の中にポツンと立つ立坑櫓という印象ですが、かつては周辺に関連施設が数多く並び賑わいを見せていた場所です。

 縦位置でも撮影してみました。右側の外壁が剥がれているのは立坑密閉作業中に爆発事故が発生、その爆風による損傷です。

 正面から見れる範囲は限られますので、敷地向かって右側の山道を少し登ってみますと違った角度から見ることが出来ます。

 櫓を狙って撮影してみます。

 滑車に巻かれたワイヤーもそのまま残っています。

 ところで山を登ってくると立坑櫓左側に長屋のような建物が見えます。半分鉄骨が剥き出しになった立坑櫓も特徴的ですが、こちらも貴重な遺構です。

 こちらの建物は載炭ホッパーと呼ばれ貨車に精炭を搭載する設備です。各地の「ホッパー跡」というとコンクリートの構造物が残るだけですが、現役当時はこの様に上屋が付いておりこの姿こそが現役当時の姿なのです。

 この様に上屋が残っているホッパー跡は珍しく、是非ここを訪れたら見て頂きたい設備なのです。

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