シリコンとTPE

 シームレスドールは球体関節が見えないので、まるで人間のような質感の写真が撮れる楽しみがあります。国産では「東京ドール
」が有名ですが、東京ドールはシリコンを使用してボディ、ヘッドを作っています。

 一方最近中国から輸入された東京ドールの半額以下のシームレスドールを多く見かけますが、これらの製品の大半はTPEを使用しています。TPEはエラストマーと表記されることもあります。

 シリコンとTPEは一見見た目が似ていますが、全くの別物でそれぞれに長所短所があります。具体的に書くとTPEには安価、柔らかい、パーテーションラインが目立たないというメリットがあり、シリコンには暑さに強い、TPEと比較して丈夫、ブリードが少ないなどのメリットがあります。

 これらを単体で遊ぶ分にはそれぞれの特徴を理解して付き合えば大きな問題はありませんが、TPEとソフビの組み合わせ、シリコンとTPEの組み合わせは注意してください。

TPE素材を5日放置したソフビ表面には僅かな窪みが発生しました

 TPEとソフビをくっ付けておくとソフビの可塑剤が抜けてしまいソフビに跡が付きます。

 またシリコンとTPEをくっ付けておくとTPEのブリードが抜けてTPEが干からびたようになってしまいます。

 しかしソフビとシリコンを付けておいてもほとんど影響がありませんでした。

 世界中の様々なシリコン、TPEで検証したわけではなく、私が痛い思いをした数度の経験や周囲の経験を元に書いていますので「絶対大丈夫」「絶対ダメ」とは言えません。しかし用心するに越したことはありませんので参考にしていただければ幸いです。

 お気に入りのソフビヘッドにTPEのボディという組み合わせは避けた方がよいと思いますし、TPEの等身大ドールにソフビドールを持たせるときも撮影の短時間にする、洋服を活用し直接肌同士が触れないように注意してください。そして万一TPEのブリードがソフビ側に付いた時は早めに拭き取っておいた方がよいと思います。

 モデルとして単体で撮影するなら気に入ったドールを、しかしソフビドールをシームレス化する時はシリコン製を使用した方が安心です。




東京ドール

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