羽幌炭鉱 本坑周辺跡

 羽幌炭鉱は本坑、築別抗、上羽幌抗と3つの坑道がありましたが、今回は南側に位置する本坑周辺をご紹介します。オロロンラインから内陸側に向かって走り途中(旧曙駅周辺)で右折すると本坑、上羽幌抗、左折すると築別抗という位置関係です。

 当時本坑には曙駅から分岐した羽幌炭鉱鉄道の貨物線が伸びており、終点の三毛別駅となっていました。本坑の立坑櫓と貨車へ精炭を搭載する載炭ホッパーが見えます。

 羽幌炭鉱鉄道の社章が見えるコンクリートの建物は本坑の立坑櫓です。

 森の中には煙突も見えます。いずれも夏場は木々に覆われ近づくことは難しそうです。

 そしてこちらが載炭ホッパーです。上部に精炭を貯蔵しておき、下側に貨物列車を入れて上からその精炭を落として搭載する設備です。恐らく現役時代は私達の立っている広場は線路が平行に敷設され石炭を輸送する石炭車が数多く構内に並んでいたことだと思います。

 羽幌炭鉱鉄道も築別抗方面へ行く列車は旅客輸送も行っていましたが、三毛別へ向かうこちらの路線は国鉄の未開通路線を借入れた貨物側線の扱いで三毛別駅も貨物駅でした。

 ホッパーというとこの様な形で現存するものが殆どですが、現役時代は上屋が付いていました。見た目的にも莫大な量の精炭をストックしておけそうです。

 現役時代は中へレールが敷設され、石炭車が中に入ってきました。開口部と採光窓で明るさはありますが、薄暗い雰囲気です。

 中の上部はこの様になっています。上部の四角い穴から精炭が落ちてきて、貨車に搭載されます。

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