休日は18時台に終電車が発車する駅、鶴見線 大川駅

 鶴見線には武蔵白石駅から大川へ向かう「大川支線」があります。かつて大川駅は貨物輸送も行っており、構内には日清製粉向けのホキ2200、タキ24700、昭和電工向けのタキ5450が見られましたが、現在は旅客輸送のみとなっています。

 大川支線と言っても武蔵白石駅から営業キロで1.6km程度なので歩いてアクセスできます。

 現在は無人駅ですが昭和46年までは有人駅でしたので、小さいながらも駅舎もあります。

 片側1面のホームに切符の回収箱とSUICAの端末が無ければ「何処のローカル線の駅?」という雰囲気です。

 しかも土曜休日は僅か3往復、北海道で次々と廃線となったローカル線の様な雰囲気です。終電は18:14、後ほどこの終電車にも乗ってみたいと思います。

 しかしこの様な駅ですが駅名標には「浜」の文字がありますから横浜市の特定都区市内の駅なのです。ちなみに大川駅の住所は川崎市川崎区になります。特定都区市内の駅なのにローカル線の様な駅というギャップが面白い駅です。

 ところでホームに立つと奥側のスペースが草に覆われているのに気付くと思いますが、こちらがかつての貨物線跡です。ホームの前を過ぎるとヤードになっています。

 こちらは大川駅に来る途中で撮影した大川駅の場内信号機ですが、本線は貨物線側で電車線は側線という扱いです。大川支線が出来た当時は「貨物>旅客」であくまでも主力は貨物輸送で、旅客はそのついでであったことが想像できます。

 かつて貨車が何両も留置されていた場所は草で覆われています。

 17:50を過ぎました。夏場ですとまだまだ明るい時間帯ですが、間もなく本日の最終電車が到着するはずです。

 鶴見駅からの電車が17:53に到着すると折返し18:14発の鶴見行きとなります。そしてこの電車が本日の最終電車になります。

 それでは早速この最終電車に乗車してみたいと思います。

 発車15分前でも3両編成の電車に乗客は殆ど居ません。発車近くになると1両に数名ずつが乗ってきましたのでそこそこの需要はある様です。

 東京近郊区間にあり横浜市の特定都区市内の駅にもかかわらず、その佇まいや休日の運行本数はローカル線のそれと変わらない雰囲気を持つ面白い駅です。列車の本数が少なすぎますが、本線の武蔵白石駅からは歩いて15分ほどで到達できますので鶴見線を見学に来た際は是非立ち寄ってみて欲しい駅の一つです。

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