ひたちなか開運鐵道神社

 ひたちなか海浜鉄道の阿字ヶ浦駅にかつてこの鉄道で活躍したキハ222をご神体にした鉄道神社が誕生しました。昭和37年に製造されてから無事故で走り続けた気動車ということで、縁起が良い車両であることもポイントです。

 阿字ヶ浦駅の駅舎からホームへ向かう踏切のところから見るとこの様な姿です。美しく化粧直しされたキハ222の手前にはレールで作った鳥居があります。なおその更に手前にはロープが張ってあり、線路内への立ち入りはできませんので鳥居をくぐることは出来ません。

 しかし土曜日は11時~17時頃までホームと連絡されたゲートが開き車両の近くへ行くことが出来ます。

 ピカピカに化粧直しされた車両がホームに停まっている姿はまるで現役車両のような錯覚を起こさせます。

 そしてキハ2005との連結面ではこの車両の特徴である旋回窓を間近に見ることが出来ます。

 もう一度駅の外から全体を眺めます。全検出場直後のような美しい車体になって6年以上前に現役を退いた車両には見えません。

 また床下のエンジンも残っています。後ろに連結されているキハ2005や那珂湊機関区に留置されているキハ203はエンジンを供出しておりエンジンがありませんが、キハ222にはエンジンが残っています。細かな話かもしれませんが、やはりエンジンがあると無いでは現役感が全く変わってきますので、このままの状態でいて欲しいところです。

 1年前のキハ222の姿です。一線を退き6年が経っていますから致し方ないところです。「貴重な車両なのだから大切に保存すべき」と口で言うのは簡単ですが錆を落として塗装するだけでも中古住宅が一軒が買える位の莫大な費用がかかります。

 そうした中「三鉄ものがたり実行委員会」が中心になって車両をレストアしてこの様な美しい姿にしてくれました。しかし「何故に神社?」と思うかも知れません、これは将来的には観光資源として今後もこの車両を維持していくために必要な費用も捻出していくことまで考えられた計画なのです。

 ちなみに「三鉄ものがたり」はひたちなか海浜道、道模型、那珂湊焼きそばの板の中にある3つの「鉄」が由来です。

 という訳で早速お守りを買ってきました。御神体であるキハ222をイメージした袋に入っています。

 お守りを買えば

1・無事故に繋がるご利益がある

2・貴重な車両であるキハ222維持の一助になる

3・お土産にも最適

 と3度美味しいところも見逃せません。

 キハ222のお守りや神札は那珂湊駅の窓口で取り扱っています。阿字ヶ浦駅は無人駅なので取り扱いをしていませんので注意が必要です。

 昭和37年に羽幌炭鉱鉄道で活躍する為に生まれた気動車ですが、石炭産業衰退と共に廃線になりひたちなか海浜鉄道の前身である茨城交通湊線に転籍してきました。現在羽幌炭鉱はこのような状態ですのでこの様に東京からも近い場所でピカピカにお色直しをされ多くの人が訪れていることはある意味奇跡かもしれません。

 強運も持ち合わせた気動車でもありますから、目に焼き付ければその「運」もおすそ分けしてもらえるかもしれません。

 キハ222の半生については下の記事にまとめてみました。羽幌鉄道跡の現在の姿やキハ221の羽幌塗装の写真、キハ222現役時代の写真なども掲載しています。

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