羽幌炭鉱廃アパート群

 築別の炭鉱遺構の中には従業員の住宅跡も残っています。現在の一面草地の風景からは想像が付かないようなコンクリート造の建物が森の中に立っています。

 道道356号線から相沢川を渡る橋を渡って住宅跡に向かいます。奥に見えるのは築別炭鉱の発電所用の煙突でしょうか。

 鬱蒼とした森の中に昭和の団地というような風貌の建物が4棟残っています。ここが炭鉱で働く従業員の社宅だった場所です。

 現在残っている建物は4棟のみですが、「69R」の文字を見るともっと数多くの同じ様な集合住宅が一帯に建っていたのではないかと想像できます。

 既にガラスも大半が無い状態ですが、この姿はかつて多くの人が暮らしていた集合住宅の姿そのものです。

 こうなってくると「中が見たい!」という衝動に駆られると思いますが、既に閉山から半世紀経っており倒壊の可能性もありますから内部に立ち入るのは危険です。しかし現在はデジカメが発達していますから中に入らなくても中の様子を伺うことが可能です。

 エントランスから見た階段、玄関。昭和の団地によくあった光景そのままです。これも建物外から撮影しています。

 また殆どの窓はガラスが残っていませんから、窓からカメラのレンズを中に向けると中の様子を撮影できます。かつての集合住宅の中が写し出されますが、家財道具などは残っていませんのでこんな感じです。

 それでは折角なので、住宅周辺の様子も見てみましょう。

 住宅の前側には守衛所か交番の跡が残っています。

 その近くには水場の跡も。人が去り半世紀が過ぎても生活の痕跡は所々に残っています。

 また広場の反対側にあるこの建物はこの地区の消防団の建物だったようです。下が車庫、当時はこの上に上屋もありました。現在は地元の方が資材置き場に利用しているようなので立ち入りはしないほうが良さそうです。

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