招き猫発祥の地、大谿山 豪徳寺

 本日は「招き猫発祥の地」とも言われる世田谷にある豪徳寺をご紹介したいと思います。

 ここ豪徳寺は桜田門外の変で暗殺された井伊直弼の墓もあり、都史跡となっています。

 そして招き猫も井伊直孝が鷹狩の帰りに豪徳寺前を通りがかった際に置きた出来事が由来と言われています。井伊家ゆかりのお寺と言えそうです。

 門の前で猫が招いているような姿を見せたのを見た井伊直孝が「猫に招かれたのだから」と寺に入り休んで和尚と話していたところ豪雨に遭い、「猫が居なければ私はズブ濡れになっていた」と感謝したことが始まりの様です。

 それからは井伊直孝は豪徳寺を大切にし、豪徳寺の和尚もその時の猫を可愛がっていました。そして猫が死んだ時猫の姿形を作り「招福猫児」と名付け崇めたのが今の「招き猫」になった様です。

 ちなみに井伊直弼は井伊直孝の子孫になりますが、家系図を見ると途中で何度か養子を挟んでいますので血縁があるかどうかはわかりません。

 山門を入ると寺院ならではの落ち着いた雰囲気が漂っています。

 そして参道左側には三重塔があります。こちらは平成18年5月に落慶したものです。

 お寺に相応しい立派な塔ですが、この場所ならではの秘密があります。この写真を拡大した位ではわかりませんが・・・

 猫の像があります。他にも招き猫や十二支もあるようなので探してみると面白いかもしれません。

仏殿

梵鐘

 それではお待ちかね、招き猫の話に入りましょう。本来なら招き猫は招福殿にずらりと並んでいるのですが、2021年12月頃まで改修工事中とのことで現在は招福殿外に並んでいます。招福殿に並んだ姿に比べると少し迫力に欠けるのかもしれませんが、やはりたくさんの招き猫がずらりと並ぶ姿はここならではです。

 大小様々な大きさの招き猫があります。これらの招き猫は寺務所でお受けすることが可能です。

豪徳寺招き猫マメ知識

 猫の挙げている手が右手なのは井伊直孝が武士であり、右手は刀を抜く手で当時は「右手>左手」という考え方が武士の中にあったことが関係ある様です。また豪徳寺の招き猫は小判を持っていませんが、これは「猫が与えられるのはきっかけだけ、結果(小判)を手に入れられるかは本人の努力次第」と考えられているためと言われています。

 そしてもう一つ雑学ネタを書いておくと彦根の「ひこにゃん」も「井伊直孝公をお寺の門前で手招きして雷雨から救ったと伝えられる"招き猫”」がモデルになったと公式ページにありますのでこの猫がモデルになっています。豪徳寺の招き猫とひこにゃんのルーツは同じと言えます。

 そして絵馬も招き猫です。

 一番奥には本堂があります。

 本堂全景

 そして先程も書きましたが、本堂横の寺務所で招き猫をお受けすることが可能です。陶器製で大小8種類の大きさがあります。一番小さな猫は2cm位で300円、一番大きな猫は30cm位になり5000円です。お受けした招き猫は先程の台に奉納しても良いですし、お土産として持ち帰ることも可能です。

 こちらが3号と言われる800円の招き猫ちゃんです。シンプルですが眺めていると愛おしくなる可愛らしさです。

 招き猫発祥の地とも言われる豪徳寺はいかがだったでしょうか。寺院らしい厳かな雰囲気と招き猫の可愛らしさのどちらもあるのが豪徳寺です。東急世田谷線の宮の坂駅から歩いて5分ですので、アクセスも便利です。

 なお東急世田谷線には一編成だけ「招き猫電車」がありますので、運が良ければそれに乗って豪徳寺まで行けるかもしれません。

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