PENTAX GPSユニット O-GPS1レビュー(現行はO-GPS2)

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 PENTAXのGPSユニットは現在「PENTAX GPS UNIT O-GPS2」が発売されましたが、我が家では先代の「O-GPS1」を使用していますので、今回はそちらを使用したGPSユニットの紹介をしてみたいと思います。

 これらのGPSユニットは現行のKマウントカメラ(旧製品も多く適合)にGPSで得た位置情報を送り、位置情報を記録させるオプションです。1では米国のGPS、日本の「みちびき」に対応していましたが、2になって更に「GLONASS」と「Galileo」からの受信が可能になり精度が向上したようです。

 部屋でカメラを使う人にはあまり必要ない装備ですが、顕著な目標物のない大自然の中で写真を楽しむ人には便利な装備だと思います。

 同梱物は本体と説明書、保証書です。レンズやカメラはシルバーの箱に統一されていますのでPENTAXらしからぬパッケージでした。

 また別途単四電池1本が必要になります。アルカリ電池1本で公称7時間の連続使用が可能の様ですが、本体からの電源供給は無いので必要に応じて予備電池は持って行った方が良いと思います。電池の消費については1も2も多くは変わらないようです。

 ストロボ用のクリップシューに差し込み、ストロボをロックする様にレバーを右に廻せばセット完了です。電源を投入すればGPSユニットが衛星の捕捉に入ります。GPSの受信時間はコールドスタートで約40秒、ホットスタートで約5秒、これも1、2共に変わりません。

前側から

 対応機種はK-01、K-r、K-30など10年位前のモデルから最新のK-3Ⅲまで網羅されています。

 位置情報とは関係ありませんが便利機能として、GPSが時刻情報を取得して本体の時計を勝手に補正してくれるのが便利です。GPSをある程度補足して位置情報を取ったタイミングでカメラ本体の時刻を自動補正してくれるようです。時々GPSユニットを装着して野外撮影するだけで勝手に時間をセットしてくれるのでもう時間補正の手間は必要ありません。

 観光地で撮影した写真に位置情報はあまり必要ないと思いますが、この様に何も目標物が無い場所で撮影した写真などは位置情報がとても便利です。移動中に気に入った場所で撮影する、大自然の中で撮影するといった目標物の少ない場所で撮影する場合に便利だと思います。

 以前他社のカメラを使用していた私の場合、ふと撮った写真の場所を特定するためにあとでGoogle Earthなどを駆使して場所を特定するのに往生した経験があります。なのでそれ以来GPSを使って位置情報をセットすることを真剣に行っています。

 こちらの伊東で撮影した写真もGPSユニットを装着して撮影しました。この画像にも下の画像の様に位置情報が記録されています。

 カメラ本体に付属の「Digital Camera Utility 5」で見ると緯度、経度、高度、撮影方向、時刻(日本標準時JST)が記録されているのが確認できます。

 更に凄いのが場所だけでなくどの方向にレンズを向けたか迄記録されていることです。勿論この機能があるからアストロトレーサーが働くのですが、大自然の中で撮影した時は貴重な情報となると思います。

 フリーソフトの「画像位置情報取得ツール」など写真の位置情報を地図上に表示させるソフトを使用すると、上の画像の様に撮影位置を表示させることも可能です。

 伊東駅を降りラッピングバスを撮影~海岸でソテツの木を撮影~防波堤で撮影という当日の一連の行動が地図上に表示されています。写真の整理や思い出に浸る時にも位置情報があると色々と便利です。

 しかしマーカーの幾つかが海にドボンしていますが、これはGPSの誤差です。2で精度が向上されていますのでこの辺は少し改善されているかもしれませんが、私はもう少し1を使い続けようかと思っています。


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