PENTAX KPレビュー

 「何でPENTAX KP買ったの?」と聞かれたらやはり「格好いいから」と答えるのが一番しっくり来ると思います。有効画素数約2432万画素、連写秒7コマ、AF測距点27点、最高ISO感度819200は現行APS-C機の中で最高水準ですし、普通に使うには十二分すぎるスペックです。

 しかし他社を含め現行APS-C機でスペック的に買ってはいけないカメラは存在しません。同じPENTAXでもK-70は性能が僅かに下回るだけで、価格はKPが1.5倍です。スペックで語ればKPを買う理由は高感度位になってしまいますが、やはりこのカメラにしかない質感、デザインと持っていて楽しくなる格好いいカメラなのです。

【参考】K-70とKPのカタログスペックの比較

PENTAX KP PENTAX K-70
画素数 約2432万画素 約2424万画素
ISO 819200 102400
連写 7コマ/秒 6コマ/秒
AF 27(SAFOX 11) 11(SAFOX 10)

 しかし格好いいにも色々あり、私的にはクラシカルな格好良さだと思います。逆に未来的な格好良さならS●NYやNik●nのミラーレスの方が良いかもしれません。

 フィルム時代のPENTAX K2と並べてみましたが、防湿庫の同じ棚に入っていても違和感がありません。単なる撮影の道具、デジタル周辺機器ではなくカメラが高級品で憧れだったころの風格を兼ね備えているように感じます。まずは格好良さを存分に味わってもらう為に、カメラの写真を何枚が撮ってみます。

 普段使うシャッター速度、絞りの他、この第三のダイヤルがISO感度、露出補正、カスタムイメージなどをダイヤルで変更できます。私の場合カスタムイメージをいじるのでこのダイヤルはメニュー画面を開く必要が無く重宝しています。

 ダイヤル中心の操作部は古いカメラの様で慣れてしまえば非常に使い易いと思います。 今回はフィルム時代から販売されているLimitedレンズを装着してみました。

 ダイヤル類で埋め尽くされた軍艦部、角ばったペンタ部を見ているとLimitedレンズのクラシカルなデザインも相まってフィルムカメラと言っても信じてしまう人が居そうです。カメラが高級品だったころの雰囲気が高性能デジタルカメラに漂っているって格好良いと思いませんか?

 ペンタプリズム部は昔ながらの角張ったデザインです。私は使い勝手よりクラシカルさを優先してグリップは標準のSを使用していますが、好みでM、Lに交換(有料オプション)も可能です。

 マグネシウムボディへの結晶塗装はフラッグシップ機K-1と同等のクォリティなので持った時の感触は別格です。正直こういう仕上げではK-70と比較して格段に上です。実はこの塗装は自動塗装ではなく職人が手で1個1個吹いているそうです。

 今回はクラシカルなデザインに似合うLimitedレンズを装着してみましたが、中身は最新スペックですので現行レンズは何でも装着できます。またマウントアダプターを利用すれば逆にM42時代のレンズを装着することも可能です。

 背面モニターはチルト式です。縦位置ローアングルの時は「バリアングル」の方が便利ですが、横位置なら直感的に見れるのでチルト式が良いという人も居ます。この辺は好みもありますので意見が分かれるところです。

 と持っていて幸せな気分になるカメラ、レトロな感じで格好いいカメラと説いてきましたが、やはりカメラは写ってナンボです。しかし有効画素数約2432万画素、連写秒7コマ、AF測距点27点などは普通に使うには十分すぎるスペックですし、最高ISO感度819200は現在最高水準です。数枚ですが、実際にKPで撮影した写真をご紹介します。

 現在どこのメーカーでもA4~A3サイズでプリントするには十二分な画質で、このカメラも例外ではありません。美しい記憶がそのまま発色したような鮮やかな絵はPENTAXならではです。勿論淡いモードや逆にもっと派手な絵を作ることが出来ますが、私がPENTAXに変えた一番の理由が「色」なのでこの辺は一番満足しているところです。

 次は夜景の写真です。ISO800でシャッター速度は1秒で撮影しています。今回は三脚を使用して撮影していますが、PENTAXは高感度に強いのでこれ位の写真なら実は手持ちでも撮れます。ISO6400なら1/8でシャッターを切れますし、手ブレ補正も強力なので息を止めて慎重にシャッターを切れば多分大丈夫です、凄い!

 こちらはTakumarと呼ばれていた頃のレンズですが、マウントアダプターを利用すれば50年以上前のM42レンズでも使用出来る互換性がPENTAXの凄いところです。最新のデジタル専用レンズには無い緩い表現に「味」を感じます。

 そしてこちらが高感度性能を知って頂くために要した写真でISO6400で撮影しています。一般的なカメラでは超高感度の部類に入り画質の面から敬遠されがちな3200、6400が常用感度として使用出来るというのも重宝しています。

 夕日が格好いい夕暮れ時、街灯の下での夜景など普通なら三脚を使用しなければならないシーンでもギリ手持ちでいけたりします。特にドール撮影の時はこの高感度が撮影の手間を大幅に低減してくれるのでこちらも重宝しています。

 と色々書いてきましたが、「スペックを比較して~」とか「コストパフォーマンスを考えると~」というならPENTAX K-70は絶対良いカメラです。しかしKPは格好良く質感も高いので、このカメラを好きになって長く使ってもらえると嬉しいカメラです。

 更に格好いいを通り越してもっと個性的なカメラが欲しいならJ-Limitedももっと格好良くカスタマイズされていますので、そちらもオススメです(しかし大事にし過ぎて外に持ち出せなくなってしまうかもしれませんw。本末転倒ですが、J-Limitedはそれ位格好良いです。)。

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PENTAX KPicon(ビックカメラ)
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PENTAX KP J limited Dark Night Navyicon(ビックカメラ)
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PENTAX KP J limited Black & Goldicon(ビックカメラ)
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