私がPENTAXと出会った頃(100周年おめでとう記念)

 今日2019年11月27日はPENTAXの前身である旭光学工業合資会社が誕生してから100年目の日です。今日はお祝いの意味を込めて「私とPENTAXの出会い」みたいなことを書いていこうと思います。

 フィルム時代も含めて私が初めてPENTAXのカメラを使ったのが、このPENTAX Qです。こんなに小さいのにレンズ交換が出来る、金属ボディで質感がばっちり、単焦点の交換レンズはf1.9と凄い、トイレンズの魚眼が面白いと、とにかく面白いカメラだと思いました。03のFISHEYEは今もお気に入りのレンズです。

 しかし当時APS-C、フルサイズは他社で揃えていましたから、この時はフルサイズ、APS-CのPENTAX機を購入するという考えは全くなかったのです。ちなみにPENTAX Qはカメラが面白いからであり、アニメの影響で購入した訳ではありません。


PENTAX Q

 しかし遂にPENTAXのAPS-C機を使う機会が訪れます。当時カメラのことを色々レビューしていましたので「旧機種でもいいので全社のカメラを触っておきたい」という気持ちが起こりました。流石に全社全てポケットマネーでとなると買えるのは入門機の旧機種位になりそうですが「それぞれのメーカーがどんなことを大切にしてカメラを開発しているのかは実際に自分自身で使ってみると分かるのではないか」と思った訳です。

 Nikon、Canon、SONY、OLYMPUS、Panasonic、FUJIFILMと全社購入してPENTAXは「Qを持っているのでいいかな?」と思ったのですが、それでは不公平なのでAPS-C機のK-rを購入して撮影してみました。

 実際に使ってみると持った感触、質感、操作感など色々なことが分かります。ネットで調べれば写真や感想は幾らでも探せますが、やはり自分が感じた気持ちというのが一番大切だと思います。

 そして吐き出す写真の色合いですが、Nikonは忠実な色、OLYMPUS、FUJIFILMはとても美しい発色でした。そしてCanonは暖かみのある色、巷で噂通りの傾向です。

 そしてPENTAXを使ってみると「何じゃこの色!」というのが感想でした。上の二枚の写真が当時私が初めて見た「PENTAXの色」です。カスタムイメージがコントラストの高い「リバーサル」だったこともありますが、他社と比較にならない位の「作り込まれた色」で私的には超、超記憶色という感じで気に入りました。

 一方これはあくまでも極端な一例で他社よりもっと彩度やコントラストを落とした写真も撮影出来るカスタムイメージのバリエーションが豊富なところも面白いなと思いました。仕上がりを標準設定から色々動かして写真を創る楽しみをK-rで覚えた感じです。


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 こちらは先程の「リバーサルフィルム」とは対極的な「ほのか」を使用した作例で、とても柔らかい女性的なイメージに仕上がります。ちなみにこちらはこの後購入するK-1で撮影した写真です。

 カスタムイメージはこちらの記事でも書きましたが、様々な仕上がりを設定することが出来ますので、他社のいわゆる「普通の色」で記録することも勿論可能です。しかしこのカスタムイメージの設定一つで写真が全く変わってしまう面白さもあり、PENTAXのカメラに興味を持ち始めました。

 そして色々調べてみるとPENTAX初のフルサイズ機K-1が2月くらい前に発売されたばかりだということが分かりました。色々調べてみた結果「一台買ってみるしかない!」となり、とりあえずK-1と24-70のズームを量販店へ買いに行きました。

 店に行くと「PENTAX初のフルサイズ機」ということもあり売り場は大変盛り上がっていました。そしていざ自分が買うかもしれないという視点で実機を見るとクラシカルなデザインのボディはとっても格好良く見えます。

 丁度接客してくれたのが量販店の社員ではなく、リコーから派遣されていた店員さんだったこともあり買いに来た経緯と今K-1が欲しい熱い気持ちを語ったら、色々便宜を図ってくれて価格も予算内に収まりこの夜めでたくK-1ユーザーの仲間入りを果たしました。

 家に帰って箱を開けて改めて眺めてみるとやはりPENTAXのカメラは格好いいです。懐古趣味なのかもしれませんが、やはり「カメラ!」という形をしているカメラが好きなのです。

 Canonが2002年、Nikonが2007年にフルサイズ機を発売していることを考えるとメーカーは古くからのファンを10年以上多く待たせたことになるのでしょう。

 しかしその分「一生懸命作りました!」みたいな雰囲気がビシビシ伝って来て、にわかPENTAXファンの私でもこのカメラを手にして嬉しくなったのを今でもはっきり覚えています。途中からmarkⅡに変わりその後4年以上使用していますが、とても使いやすいカメラです。

 ただPENTAXべた褒めですが、万能なカメラは無いという考えも持っていて全てに完璧なカメラとも思いません。一番気に入らないところを一つ挙げろと言われると私の撮影経験ではストロボのTTL調光は弱いかなと思いました。他社にある幾つもの演算から最適な発光量を高度に制御する最新システムと比較するとやはり制御にばらつきを感じます。

 しかしPENTAXはどちらかというと外で使う「フィールドカメラ」として位置づけられていますし、暗さに対しては超高感度で対応するなど別の方向で進化しているのでそれはそれで仕方ないかなとも思います。また私の撮影スタイルではTTL調光の性能はこれで十分ということもあり、私はこれで良しとしました。

 一方よく言われる「PENTAXはAFが弱い」という評価は私自身は当てはまらないかなと思っています。最近のPENTAXではAFの進歩は目覚ましいものがあり、私自身新しいレンズしか使用していないのもあるかもしれませんが、飛行機、鉄道と動きものを撮っていてストレスを感じたことはありません。勿論動かないドール、風景では開放値1.4のレンズを使用しても精度は十分です。

 「PENTAXはAFが弱い」というよりは「最新のレンズは十分使えるが、ボディモータを使っている様な古いレンズが現役でゴロゴロしている」ので外から見たらAFが弱そうというイメージなのかと思います。

 カスタムイメージが気に入って導入したPENTAXですが、実際使いこなし始めるとカスタムイメージだけで数本の記事が書ける位凄い気に入っていますので、今後また「カスタムイメージと色へのこだわり」みたいな記事を書いていきたいと思いますが、この機能一つで「本当に写真を撮るのが楽しい!」と思えるようになったのだから私には特別な機能です。

 またPENTAXのカメラを使うのは初めてだったので、その後はスクエア東京のスタッフの方々にも色々相談に乗って貰ったりしながら機材を充実させていっています。

 スタッフの方々は実際に自身がPENTAXのカメラで撮影し、ファミリークラブ会員の方々に講師をしている位なので「こんな写真撮りたいんだけど、この機材でいけるかな?」みたいなことを気軽に相談できるのも有難かった点です。アフターサービスもカメラ選びには大事だと思いました。

 あの時K-rを買わなければPENTAXを使うことは一生無かったかもしれません。が、やはり「写真を撮ることが楽しい!」今考えると、あの時PENTAX K-rを買ってその後K-1買ったのは良かったのかなと思いますし、多分これからもドール撮るのはPENTAXメインなのかなと思っています。


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 現在K-1は生産完了で下のMarkⅡが後継製品になります。これから新品を購入するなら下のMarkⅡの方がおすすめです。

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