smc PENTAX-FA645 45-85mmF4.5、開放で夜景を撮ってみる

 「PENTAX 645Zicon」の性能をフルに発揮できるのはやはり最新のD-FA645シリーズのレンズですが、現在メーカーではフィルム時代からあるsmcのFA645シリーズでも十分な性能と謳っており、smcFA645シリーズのレンズが今なお現役で販売されています。そこで毎度の如く条件の悪い夜の逆光でsmcFA645レンズをテストしてみます。

 撮影場所は以前「HD PENTAX-D FA☆50mmF1.4 SDM AW、開放で夜景を撮ってみる」の時に使った歩道側にも街灯がある歩道で撮影しました。今回は「PENTAX 645Zicon」+「smc PENTAX-FA645 45-85mmF4.5icon」の組み合わせで開放のf4.5と少し絞ったf8でテストしてみたいと思います。(拡大画像はクリックして頂くとピクセル等倍の50%まで拡大します。)

DETA : 1.5sec、f4.5、ISO400、WBオート、C/I人物

 上の写真を見て頂くと背景が中判らしく美しくボケているのがお分かり頂けるかと思います。やはりこれはセンサーサイズが大きい中判ならではの描写力で独特の立体感を醸し出していると思います。

 実際センサーサイズが大きいのだからボケるのは想定内でしたが、ボケが自然であると同時に隅のボケも円形を保って美しいことが私的には驚きでした。

 「HD PENTAX-D FA☆50mmF1.4 SDM AW、開放で夜景を撮ってみる」の時smc50mmはゴースト出まくり、隅のボケはレモン状になってしまいましたので正直あまり期待はしていなかったのですが、結果は当たり前に写ってしまったのでこれは拍子抜けです。

DETA : 4sec、f8、ISO400、WBオート、C/I人物

 今度はf8まで絞って撮影してみます。無難に撮る時はこれ位まで絞って撮影したいところですが、絞ると八角形に絞りの形が出てしまうのが唯一時代を感じさせる点でしょうか。

DETA : 1/3sec、f4.5、ISO400、WBオート、C/I人物

 次はドール無しで街灯を撮影してみます。「HD PENTAX-D FA☆50mmF1.4 SDM AW、開放で夜景を撮ってみる」の時smc50mmはパープルフリンジが盛大だったシチュエーションですが、今回は皆無です。

 唯一左側にあるオレンジ色の光源の左下、植込の所に青いゴーストが発生しています。右上の強い光源によるものだと思いますが、フィルム時代のレンズにもかかわらず本当に唯一これだけです。

DETA : 1sec、f8、ISO400、WBオート、C/I人物

 f8まで絞ってみました。大きなボケが無ければ絞りの形も気になりませんのでこうしたシチュエーションでは少し絞って撮影した方が締まったシャープな写真が撮れそうです。

 実験前は「確かに使えますが、やはり限界はありD-FA645が必要だと思います」という結論になるのだろうなと思っていたのですが、普通に写ってしまって驚いているところです。

 理由を考えてみるとセンサーサイズが小さければレンズの解像度が大きな意味を持ってきますが、フルサイズとの面積比で1.7倍ある645Zのセンサーサイズですと許容度が大きくなるという点があると思います。

 また645のフィルムサイズと比較して645Zのセンサーサイズは一回り小さいですから、高性能なレンズ中心部を使用するという点も理由かもしれません。

 いずれにしても645らしい高画質が20年以上前のレンズで普通に楽しめることは間違いないようです。そして同時に現行のD-FA645レンズを装着したらどんな絵を吐き出すのか、期待せずにはいられません。よく使う焦点距離のレンジだけでもD-FA645を使ってみたいところです。

icon icon
PENTAX 645Z icon(ビックカメラ)
他の取扱店:Amazon楽天市場など

icon icon
smc PENTAX-FA645 45-85mmF4.5 icon(ビックカメラ)
他の取扱店:Amazon楽天市場など

あわせて読みたい