645Zに67用レンズを装着してお手頃価格でレンズ交換を楽しむ

 PENTAXの645Zは中判デジカメなので画質は最高画質ですが、価格は新品で50万円超、中古でも30万円を超えます。「性能を考えたら安い」などと格好つけたことは言いません、普通に考えてこの金額があれば結構見栄えのする中古車だって買えちゃいますのでやはり高いのです。

 しかしセンサーサイズは別格なのでやはりこの金額でも欲しくなります。で、そこからがPENTAXの良いところで古い価格の下がったMFフィルム時代のレンズも使えます。なので何とか頑張って本体を買えれば、安価なMFフィルム時代のレンズを装着してレンズ交換を楽しむことも出来ます。

 今回は古いレンズの中でも特にお買い得感が高い67レンズを楽しんでみたいと思います。

 現在PENTAXの67判は生産が終了していて、更にメーカーでの修理も終了しています(と認識している、多分)。既に「645Zは4×5の画質相当」というプロも居るほどですから、今後645の新製品が出ることはあっても、デジタルの67判が発売されることは恐らくないでしょう。ということが理由かは分かりませんが、67のレンズはあまり需要が無いのか価格がお手頃です。

 67レンズは645ボディとの間に「67レンズ用アダプター 645 icon」を噛ませば装着できますのでお手頃価格なレンズが交換レンズとして楽しめる訳です。これはフィルム時代から脈々と中判をやって来たPENTAXならではのメリットと言えるでしょう。

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67レンズ用アダプター 645 icon(ビックカメラ)
他の取扱店:Yahoo!ショッピングAmazon楽天市場など

 またレンズは中央部が一番高性能で、端に行くに従って粗が出てきます。上の図は67判のフィルムの大きさと645のセンサーサイズの比を表したものですが、67レンズの中央部しか使わないことも、レンズの高性能な部分だけを使うということで有利に働きます。

 AFが使えなかったり、測距点が中央一点になったりと制約がありますが、この様に普通に装着できて写真が撮れます。

 勿論流用ですから欠点もあります。まずは67用に設計されているので645レンズに比べかなり大きいものが多いです。機材を持ち歩くときは余計なぜい肉も一緒に持ち歩かなければなりません。また645の単焦点ではf2.8という開放値のレンズが多いですが、67判はf4~となり一段暗くなります。

 しかしジャンクだと5000円を切るレンズもあったり、仮にカビが生えていても構造が簡単なのである程度の技術を会得すれば個人でもバラせます(レンズの分解は自己責任でお願い致します)。なので安価に焦点距離のバリエーションを増やせます。

 私もレンズを二本ほど分解清掃していますので参考にしていただければ幸いです。

・ 「PENTAX SMC67 200mm F4」を分解してカビを除去

・ smc PENTAX 67 MACRO 135mm F4 を分解、絞りの粘りを清掃してみた

 67判用の135mmマクロで撮影してみました。先日絞りが粘ってしまい分解したレンズですが、中判らしいボケの綺麗な写真です。また私は目が悪く、MFでのピント合わせが苦手なのですが、中盤のファインダーの大きさか、135mmという焦点距離のおかげかピントの山が掴みやすかったです。

 本当は最新のD-FA645レンズを装着すると645Zの持てる力を十分に発揮してこの世のものとは思えないような素晴らしい絵を吐き出すのだと思いますが、センサーサイズが大きいので古いレンズでもある程度センサーがレンズのアラをカバーしてくれて中判らしい奥行きのある画像を楽しめます。

 D-FA645レンズはなかなか高価でポンポンという訳にはいきませんが、折角買った素晴らしい本体ですのでこうした活用方法も一つの活用方法として楽しんでみるとよりバリエーション豊富に写真が撮影できると思います。

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PENTAX 645Z icon(ビックカメラ)
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PENTAX 645D(Amazon)
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 現行は645Zですが、前モデルの645Dなどが中古で出てきたらかなり価格も下がっていますのでかなりお手頃です。しかし生産完了からそろそろ6年で最近あまり見かけなくなってきました。

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