PENTAXの参考出品製品紹介の動画を見て色々と

 今年はCP+がコロナ禍の影響で中止となってしまいましたが、今回ブースで参考出品される予定だった製品がPENTAXの公式動画で公開されました。早速視聴してみましたので自分なりに気になった点をまとめてみました。

■ HD PENTAX-D FA☆85mmF1.4 SDM AW

 昨年のCP+で側だけ発表されていましたので進捗は何処まで?と思っていましたが、2020年後半には発売出来そうとのことで待っていました。85mmf1.4というレンズはボケが美しく等身大ドールのポートレートに必須なのですが、これまでPENTAXのレンズラインナップにはありませんでした。

 そこで他社の古い85mmf1.4を使用していた時期があったのですが、85mmf1.4というスペックのレンズはパープルフリンジが出やすいレンズでもあります。私が使っていたレンズも普通の85mmf1.4のレンズでしたから顔にパープルフリンジが盛大に出てしまい、ボケが美しくても目の周りに偽色が出て汚くなってしまいました。

 結局そのレンズは使えないと売ってしまった経緯もあったので、純正のパープルフリンジを抑えたレンズを待っていました。特にD-FA50mmの仕上がりが素晴らしく「この画質で85mmを!」と思っていたので、今回もこの辺の収差は抑えられていると聞き期待大のレンズです。

 フリンジについて解説用の写真です。大口径らしくボケは美しいですが、目の部分を拡大してみると黒い部分と白っぽい部分の境界に紫や緑の存在しない色が発生しています。

 実際デジカメの場合大口径レンズでは一昔前なら出て当たり前の現象なのですが、出たら汚いのでレンズの設計や画像生成時の補正で消すのが現在の傾向で各社最近はかなりのレベルで抑えています。最新のレンズラインナップで見ると技術の進歩で「出て当たり前」ではなくなりつつあります。

 ということで細かいこと抜きでこのパープルフリンジ一点で期待大のレンズです。先程も申しましたが、「HD PENTAX-D FA☆50mmF1.4 SDM AW」では殆ど抑えられていましたので、今一番ドールを撮ってみたいレンズです。

■ D FA 21mm Limited(仮称)

 これは初めて聞いた情報ですが、聞けば欲しくなるレンズです。FAのLimitedレンズは31mm、43mm、77mmですので更に広角が充実します。何で★レンズにしなかったのかな?と思いましたが、某社の24mmf1.4みたいになってしまったら高画質でも持ち歩くのが億劫になるかもしれません。

 気軽に使って貰うというコンセプトを開発者のコメントからも感じましたので、この辺はそういう使い方でカメラバッグに入れておきたいと思います。

 しかしLimitedとはいえ、防滴、レンズ内モータと確実に進化しています。FA Limitedのような豪快なAF駆動音は楽しめませんが、サクサクとピントも合いそうでこの辺も期待大です。

■ HD DA☆16-50mmF2.8 (仮称)

 先代のsmcモデルから11-18のレベルに合わせたグレードアップですが、別次元の仕上がりになっているようです。新型APS-Cフラッグシップ機に相応しい標準ズームということですが、後述の通り新型APS-C機のAFは別次元に進化しそうなのでAFの性能もかなり期待できるのではないかと思います。

■ 新型APS-C機

 最近は気力が旺盛で「重くても高画質」な気分なので、少し「APS-C機は要らないかな~」と思い始めていたのですが、開発者の話を聞いたら一転欲しくなりました。何となく開発に対する自信とかが伝わってきて凄い感じがします。

 やはりファインダーの見やすさにこだわっていてファインダー倍率が1.05になっています。K-3Ⅱの後継と言われていますが、K-3Ⅱは0.95ですから1割大きく拡大した像でファインダーを確認できる訳です。これは覗いてみるとかなり違うと思います。AF任せならあまり感じないかもしれませんが、オールドレンズを付けてマニュアルでピント合わせなどといえばはっきり違いが分かるかと思います。

 こちらは昨年の公開時の写真ですが、当時ファインダーの下にセンサーがついていて「何だろう?」と話題になっていました。これはファインダーを覗いた時に感知して液晶モニターの画面を消すなり減光するなりしてファインダーを見やすくするために設置されているようです。

 ファインダーにこだわりが無いと「たったそれだけの為にw?」と言われてしまいそうですが、ミラーレスは見向きもせず一眼レフ一本に舵を切ったPENTAXらしくファインダーの見やすさにはこだわりを感じますし、かなり期待できそうです。

 また十字キーの上のジョイスティックはAFの測距点用だそうです。ということは十字キーでは操作できないほどの測距点があるということで、AF性能の向上と相まって某社のD5〇0を超えるのかと期待してしまいます。あとは連写性能とバッファーメモリーも欲しいところです。

 ちなみにジョイスティックも使いやすさを考慮して形状が変更されていました。あとはバッテリーグリップなども用意されるようで、これがまた高性能なようです。

 と動画を見たことで自分的に印象に残ったことをつらつらと書いてきました。CP+の中止からコロナ禍でのスクエアの閉鎖と情報が入ってこない状態になっていましたので「どうなっているのか?」「開発者は息しているのか?」と思っていましたが、嬉しい新製品情報も聞けて一安心というところです。

 発売時期を動画のニュアンスから推測してまとめると85mmf1.4が2020年後半(7月以降)で一番早く、現在の予定では年内にはAPS-C機も出る様です。そしてそのAPS-C機の発売から少し遅れて2021年の早い段階で16-50mm、2021年中に21mmLimitedとなるようです。

 新製品の魅力を実際はもっといろいろと語ってくれているので、興味がある方は是非公式の動画もご覧ください、全部で30分ほどです。

あわせて読みたい