現場で色の仕上がりを追い込むのに適したPENTAXの操作系

 私がPENTAXの良い点を挙げる時「色」について語ることが多いですが、これは良い色をPENTAXが与えてくれるというよりは自分が良い色だと思う色を作りやすい環境をPENTAXのカメラが与えてくれるという側面が大きいかと思います。

 今回は他社と比較して僅かな違いですが、撮影現場で仕上がりの色、雰囲気を追い込む上でPENTAXのカメラが優れていると思う点を紹介したいと思います。

 まずはホワイトバランス、仕上がり設定(PENTAXはカスタムイメージ、Nikonはピクチャーコントロールと呼んでいる設定項目で各社それぞれの名称になっています)を変更できるボタンです。PENTAXのホワイトバランスは全ての機種でボタン一つ押すだけで設定画面へと移行します(測距点選択になっている場合を除く)。

 他社のカメラを見てみますとボタン一つで変更可能な機種もありますが、メニューの階層に入って行かなければならない機種も入門機を中心に数多くあります。

 次に仕上がり設定はPENTAX K-1はホワイトバランス同様ボタン一つで設定画面へ移行、KP、K-70はINFOボタンで出した選択メニューでカスタムイメージを選択します。他社のカメラはだいたいメニューの階層に入って行って変更するタイプが殆どだと思います。

 機種にもよりますがPENTAXの開発では、ホワイトバランス、仕上がり設定共に頻繁に変更するものとして考えているようです。結果他社と比較して平均してボタン1操作位少ない操作で変更できる感じです。

 次にこれはPENTAXならではの機能だと思いますが、ホワイトバランス、仕上がり設定共に設定変更時に直前に撮ったカットでシミュレートできる点があります。これは直前に撮ったカットのRAWデータがカメラ本体に保存されていて、それを変更した結果を液晶モニターに表示させています(電源が落ちるとRAWデータは消えるようです)。

 液晶画面で設定変更に伴う変化を実際目で確認できますので、ホワイトバランスを変更するとどうなるのか、仕上がり設定を変更するとどうなるのかがその場でイメージできますから現場でより突き詰めた撮影が可能です。

 私の場合その変化により表現の幅が広がることが楽しく、結果として撮影を楽しみながらシャッターを切っている感じです。他社と僅かな考え方の違いで操作感も僅かな違いなので、「普通に写っていればいいよ」的な写真ではあまり有難みはありませんが、現場でもう一歩「色を追い込むとき」はかなり使いやすい操作系だと思います。

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