Photoshop Elementsを使ってウィッグの乱れを修正する

 写真はなるべく現場で完成させ、パソコンでいじらない方が楽ですし早く公開が出来ます。しかし風の吹いている外での乱れたウィッグ、ドールを安定して立たせるのに必須のドールスタンドなどレタッチに頼らなければならないものもあります。そこで今回はお手軽な「Adobe Photoshop Elements 2020」を使ったレタッチをご紹介したいと思います。

 この日は風があり、ウィッグを整えても整えても乱れしまうといったような状況での撮影でした。写真を見ても色々と乱れていますのでまずは赤丸で囲った場所のレタッチを行ってみたいと思います。

 赤矢印の「スポイトツール」を使用して髪の毛付近の緑色を取得します。

 今度は赤矢印の「ブラシツール」に変更して先程取得した緑色で髪の毛を塗りつぶします。ブラシの太さは髪の毛の太さ前後で、作業しにくければ拡大して作業します。この様な作業の時マウスではブラシを動かすのが大変ですので、先日紹介したペンタブレットが活躍します。

 作業を終えても塗りつぶした部分の色が若干違い周辺から浮いていますが、気にしません。

 次は「修復ブラシ」に変え「Alt」キーを押しながら緑色部分の中間地点を1回クリックします。その後先程塗りつぶした髪の上でポンポンとクリックしてあげます。今回は黄色丸位の大きさで作業しましたが、修正する箇所により大きさは変わります。この辺は何度かやって大きさのコツを掴むしかありません。

 写真の場合一見緑一色に見える場所でも拡大すると様々な色の点が集合してその色を形成しています。この修復ブラシはクリックするとそのブツブツ感を再現してくれるツールです。「Alt」キーを押して1回クリックするとその場所のブツブツ感を以後キーを押さずにクリックした場所にコピーする感じです。

 作業を終えたところです。これで先程浮いていた緑色に塗りつぶした場所も周辺と同じような質感になりました。

 次は下側の黒と緑の境界線ですが、ここは先程の様な作業では綺麗に仕上がりそうにありませんので、コピースタンプツールを使用します。

 ブラシは黄色丸位の大きさにして少し左側の境界部中央で「Alt」キーを押しながら1回クリックします。そして髪の毛をある部分の境界線でキーボードは何も押さずもう1度クリックします。

 コピースタンプツールは「Alt」キーを押しながら1回クリックした像をキーボードを押さずにクリックした場所へコピーするツールです。この方法で髪の毛を消せば境界線のグラデーションも綺麗に再現されると思います。

 レタッチは

・「ブラシツール」による塗りつぶし

・「修復ブラシ」による周辺背景との馴染ませ

・「コピースタンプツール」による周辺背景の複写

 この3つで大体解決すると思います。

 今回はこの技法を駆使して向かって左側の髪の毛の乱れを取り除いてみましたが、冒頭の写真と比較して綺麗な見た目になったと思います。またスタンドは「コピースタンプツール」を活用し埋めていくと消去できます。

 折角時間と手間をかけて撮影した可愛いドールの写真、もう一手間かけて可愛さが最大限の写真にしてあげましょう。


Adobe Photoshop Elements 2020(ダウンロード版)


Adobe Photoshop Elements 2020(パッケージ版)

あわせて読みたい