今はパソコンでの後処理も全くアリの時代です

 写真を撮影した後パソコンなどで後処理をする、しないは個人の自由です。パソコンで徹底的に追い込んで特別な一枚に仕上げるもよし、そこまでのこだわりは無いのでそのまま公開というのもアリです。

 しかし時々「パソコンの後処理=邪道」みたいな意見がありますが、これは少し違うのではないかなと思いますので今日はそんな話をしたいと思います。

■ 何故「パソコンの後処理=邪道」なのか

 まず、なぜそういう考えがあるのかということを考えてみたのですが、これはフィルム時代に遡る話になります。特に雑誌写真の原稿となったポジフィルムではフィルムをそのまま使いますので明るさやホワイトバランスの調整すら出来ませんでした。

 そこで現場では失敗が無い様に明るさやフィルターの有無で同じ写真を何枚も撮影しました。あとでどうにでもならない時代なのでフィルムの浪費は許されましたが、「現場でキッチリ決めてこい!」と言われました。私もフィルム時代から写真をやっていますのでそんな考えはデジタル化して15年以上経ちますが、未だ奥底に残っています。

 写真のことを教わるのは基本経験の長い人から教わるのでフィルム時代から写真をやっている人のの中は「後から写真をいじるなんて!」「デジタル加工は邪道」と考えている人も居ると思いますし、そんなところから「パソコンの後処理=邪道」という考えが生まれたのだと思います。

■ ツールを活用してより綺麗な写真を目指す時代

 しかし現在は「Adobe Photoshop Elements 2020(ダウンロード版)」などは1万円台で購入できますし、高性能を望まなければフリーのレタッチソフトもあります。また色調や明るさを調整するだけならカメラメーカーの付属のソフトでも作業が可能です。大きい声では言えませんがw、写真館で働くならPhotoshopの技術は必須です。

 パソコンでの後処理は「やらなければならない」話ではありませんが、折角撮った写真なのですから少しでも綺麗にして人に見て貰った方が良いと思います。ですから私はパソコンでの後処理推奨派です。

・ 明るさ、ホワイトバランスや仕上がり設定は自分が見せたい最高の状態に

・ 画面が曲がっていたら水平に

・ 衣装や髪の乱れがあれば綺麗に

・ うちのこは生きているのでスタンド無しでも立てるのです、ですから何故かスタンドぽいものが見えていたら当然消します

 こうした修正は日常的に行っています。折角人様に写真を見て頂くわけですから、少しでも綺麗に理想に近づけてという感じです。写真を見る側も綺麗なら「イイネ」を押しますし、ウィッグが曲がっていてなんか変な写真だなと思ったらスルーだと思います。見る人にはレタッチをしているか否かはあまり関係ない話だと思います。

■ しかしやはり現場は大切

 とパソコンでの後処理上等な話をしてきましたが、一方「現場での撮影が大切」というのも真実だと思います。

 例えばリボンが曲がっていた時など、現場で気付けば30秒以内で対処は済み再撮影を完了できるかと思います。しかしレタッチでそれを修正するとなると状況によりますが、少なくても5分、場合によっては30分くらいの時間が必要になるかもしれません。現場でなるべく完全な状態を作った方が最終的に手間がかかりません。

 またいかにも大自然の中という雰囲気でドール写真を撮りましたが、右端にゴミ箱が写っていました。勿論そんな時はゴミ箱はトリミングでカットしてしまいます、折角見に来てくれた人には美しい風景を見せて差し上げましょう。

 しかしトリミングすれば画質は僅かですが落ちますし、構図のバランスも狂います。あらかじめ現場でゴミ箱の写らない状態でフレーミングした方が良いのはいうまでもありません。

■ パソコンでの後処理をするもしないも自由

 ということで色々書いてきましたが、現場では後処理を考えず最善を、そしてSNSやBlogにアップする時は後処理を使うも使わないも自由という考えで良いのではないかと思います。

 SNSや個人のBlogはレタッチ禁止の写真コンテストではありませんので、自分の世界観を存分に表現した方が良いと思いますし、自分の大切なドールを自分が思う最高の状態で見せてあげて欲しいと思います。

 究極を言えばレタッチをするのも自由、しないのも自由です。しかし「パソコンの後処理=邪道」というのは少し違うと思います。


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