モデルとなる等身大ドールを召還(自作)しよう(後編)

 前回に続き自作等身大ドールについて解説していきたいと思います。今回のメインは手の移植、そして最後に気になるお値段などを紹介したいと思います。

■ 手はネイル練習用のハンドマネキンを使用

 私が当時購入した「トレーニングハンド」は現在欠品している様なので似た様なものをネットで探してみました。


ビューティーネイラー プラクティス ハンド ベーシック 右 PH-3

ビューティーネイラー プラクティス ハンド ベーシック 左 PH-4

 まずは台座部分を切り落とします。

 中のウレタンを指の付け根付近まで除去します。ウレタンは引きちぎって少しずつ掘っていくような感じで掘り進めますが、引きちぎりにくいのでこの様にカッターで切れ目を入れてマイナスドライバーなどで引っ掛けて取り出すと良いでしょう。

 写真の様に手のひら、甲の部分のウレタンを全て除去します。指部分は多分除去出来ないと思いますが、万一引っ張り出してしまったら元に戻します。指の骨格である針金とその周りのウレタンはそのままの状態で手側の作業は終了です。

 今度はフレマネ側の加工を行います。手首の位置で皮膚をカットして取り外します。この時腕側の布は少し長めにカットします。後ほどトレーニングハンドの内側に入れますので布が長めにあった方が良いのです。

 また余った布は後日のフレマネ補修用に取っておいても良いかもしれません。

 マネキンの指部分を切り落とします。

 二つのパーツを並べてみるとこんな感じになります。手のひら(甲)までの骨格、肉はフレマネが担当し、指側はトレーニングハンドが受け持つイメージになります。

 指を切り落としたフレマネの腕をトレーニングハンドにねじ込んで完成です。左側の完成体、右側のフレマネの手に比べたら格段に見た目が向上しているのがご理解いただけるかと思います。

 しかし唯一換装の欠点として、フレマネのまま程は指が自由に曲がらないというのがあります。ある程度の雰囲気は作れますが、しっかり物を持つ「握持」等は厳しいです。見た目を取るか、ポーズの自由度をとるかの選択になると思いますが、写真写りを重視してこの換装を行いました。

 市販服を着せて完成です。写真の様に長袖を着せタイツを履かせるとフレマネ生地が出るのは首回りだけになりますので写真写りもソフビの等身大ドールの様になります。しかもこのフレキシブルマネキンは全身に針金骨格が入っていますから様々なポーズを楽しめます。そして肩と首はは着脱式で360度回転させられます。

 また重量も5kg程度で移動も楽ですし、立たせる時も立て掛けるか、登山用のステッキでつっかえ棒をしてあげるだけで簡単に立ちますので取り扱いも楽です。

■ 気になる合計のお値段

必要なもの 価 格
マスク(ウィッグ込) 18,200
フレキシブルマネキン 33,440
トレーニングハンド(左右) 3,455
洋服靴など 5,000
合計 60,000

 等身大ドールというと価格や重さなどで敷居が高く感じてしまいますが、自作してしまうと1/3ドールをお迎えする金額位でお迎え出来てしまいます。また今回の様に120cmサイズのマネキンを選べば普通に120cmサイズの子供服が着せられますので、ドール服より格段に安い市販の子供服でお洒落をさせられます。

 ベースの出自が洋服ディスプレイ用のフレキシブルマネキンですから腕が外せて服の着せ替えがし易かったりもします。また顔こそ大切に扱ってあげる必要がありますが、マネキン部分は什器ですのでとても頑丈です。そんなところでも便利で気兼ねなく付き合えるドールなのです。

あわせて読みたい