FA31mm Limited1本で行く「稲取展望テラス」

 先日伊豆へ行った際機材を軽くするべく、「PENTAX K-1 Mark II icon」に「smc PENTAX-FA31mmF1.8AL Limited icon」という組み合わせを試してみました。焦点距離がやや異なりますが、機能的には単焦点広角でフルサイズ版GRというイメージです。

 K-1はフルサイズ機なので画質優先ということで普段は大口径レンズで運用することが多く、特に「24-70 f2.8」を多く利用しますが、当たり前ですが比べてみると随分コンパクトです。元々K-1自体がフルサイズとしてはコンパクトに設計されていますので、「K-1ってこうして見ると随分とコンパクトだな」と改めてK-1のコンパクトさを実感させられます。

 今回は稲取展望テラスという展望台へ行ってみます。駐車場から5分位この様な小径を登っていきますので、機材が軽い方が気持ちが楽なのはいうまでもありません。東京では既に終わってしまっている紅葉でしたが、暖かい伊豆ではこの様に美しい紅葉を見ることが出来ました。

 折角なので展望台へ行く前にこの紅葉の前で何枚か撮影してみたいと思います。

 FA31mmを開放で撮影してみました。ボケの美しさがウリのLimitedレンズですから広角でもこの様な盛大な前ボケが作れます。主題であるドールだけにピントが合い前後はしっかりボケてくれますのでこの様にドールが引き立つ写真になりました。

 しかし地面には紅葉の落ち葉があるものの上側にも紅葉が残り木々は緑、黄、赤と三色で色鮮やかな空間になっていました。

 開放を使った写真を使った写真を何枚か作例でご紹介していきます。今度はアップで横顔を撮影してみましたが、勿論ピントは目の手前側に合わせています。目と髪の毛の一部にだけピントが合いあとは周辺へ柔らかくボケていく様子がお分かり頂けるかと思います。

 正面からも撮ってみました。背景の落ち葉などがLimitedレンズらしく綺麗にボケて模様の様になっています。

 落ち葉を投げているカット。こちらはf5.6まで絞って撮影しましたが、ドール全体がカリっと写っている印象です。開放で柔らかに、少し絞るとカリっと仕上がる開発側の意図通りの表現に仕上がっています。

 さて、展望台に到着しました。展望台からは稲取の街並みとその前に広がる太平洋が一望できます。この写真もボケボケでは背景が何だかわからなくなってしまいますのでf5.6まで絞って撮影してみました。やはり絞るとドールの髪の毛の一本一本までがクリアに描写され、レンズの解像度の高さが分かります。

 そして前面に広がる太平洋。f8まで絞りましたが、遥か遠景の伊豆諸島から手前の漁港まで非常にクリアに写っています。

 そして逆光下で稲取の街並みを。こちらはf5.6まで絞って撮影していますが街並み左手前に停まっている駐車車両にはパープルフリンジが見えます。この様なコントラストの高い逆光下という厳しい条件下では限界を見せるところもありますが、写真全体では高解像度で美しい仕上がりです。

 近影ですので少し絞ってf2.4で撮影してみました。全体的には柔らかくピントの合っている顔部分は綺麗に写っています。35mmをポートレートに使用するカメラマンも多くいますが、FA31でドールポートレートを撮るとこんな感じになります。

 こちらは周辺の雰囲気が分かる様にf8.0まで絞っています。全体的にカリっとした印象なのは先程からの絞った写真と同様です。彼女が使っているカメラはカラーバリエーションで話題となったPENTAX K-rです。この頃は18-55の標準ズームも現在の沈胴式に比べ随分長いものでした。

 最後は開放のf1.8で。冒頭書いた通りコンパクトな見た目の単焦点レンズですが、31mmという28mmと35mmの中間という焦点距離がスナップ用にも非常に使いやすい画角です。また描写も作例の通り20年前のレンズとは思えない、というよりむしろこのレンズならではの味を持った表現力です。

 コンパクトさと高性能な描写力で非常に使いやすいレンズだと思います。

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PENTAX K-1 Mark II icon(ビックカメラ)
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smc PENTAX-FA31mmF1.8AL Limited icon(ビックカメラ)
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