PENTAX K-3MarkⅢレビュー

 「PENTAX K-3 Mark III(ブラック) icon」が我が家に来て約1週間が経ちましたので、今日は1週間使ってみてのレビューを行ってみたいと思います。一言で言ってしまうと「凄く良いカメラ」です、待っただけの甲斐があるカメラです。

 PENTAXとしては令和になって初の新機種ということになります。名称こそK-3Ⅱ後継になっていますが、内容は後述しますがあらゆるところが新しくなった「新世代の一眼レフカメラ」という感じです。

 その為かパッケージもマイナーチェンジされており、上部が側面同様のデザインだった従来モデルに対し今回は白地にPENTAXの文字のみとなっています。また各面の左上にあった「RICOH」の文字も消えています。「最高の一眼レフ機でPENTAXのブランドを守っていく」という決意の様なものをこの箱に感じます。

 中の同梱物はこの様になっています。本体の他、ストラップ、バッテリーアイピースシャッター、USB電源供給用のACアダプター、取扱説明書や保証書などの印刷物です。

 ここでも従来モデルと異なる点が2点あります。1点目はバッテリー充電器が同梱されていませんので、充電はカメラ本体にUSBケーブルで給電してカメラ本体で充電する様になります。バッテリー単体で充電したい場合別売の充電器を購入するか、バッテリー自体はD-LI90Pですので645Z(D)、K-1、K-3等の充電器を流用することも出来ます。

 もう一点はRAW現像用のソフトDCU5のCDが同梱されていません。DCU5はカメラ本体のメモリ内に入っていますのでUSBケーブルを接続してインストールします。

■ 高性能スペックこそK-3Ⅲの本質

 1週間触ってみての感想ですが、K-3Ⅲは一眼レフ機(OVF機)が適した撮影環境においては最高クラスのスペックを有するカメラだと思います。ここがこのカメラの本質だと思います。

 最高秒12コマ、連続撮影枚数約35枚(SanDisk UHS-Ⅰで実写)の連写性能と暗所でのAF追従性能、耐超高感度は従来モデルから比較すると圧倒的な悪条件で従来は不可能だった撮影環境での撮影も可能にしています。

 その性能の素晴らしさについては既に各所で語られていますし疑う余地のないところですが、一方でこの高スペックは動体撮影向きでドール撮影ではあまり恩恵を被れない点でもあります。そこでこの辺のレビューは「日本懐郷鉄道」の試写記事を紹介しておきたいと思います。

 OVFファインダーが大きくて明るく見やすい、シャッター音が小気味よく写真を撮影するのが楽しい、マニュアルレンズ装着の為の便利な機能付き等の売り文句もありますが、これらはあくまでも道具として気持ちよく撮影出来る為の味付け、メーカー側の気配りだと思います。

 あくまでも最強の一眼レフカメラと呼ぶにふさわしい高性能こそがこのカメラの本質であり、そこに使いやすい、PENTAXらしいユーザーが喜ぶ機能が数多く散りばめられているのがK-3Ⅲだと私は思います。

■ カメラ本体について

 カメラ本体はPENTAXらしいクラシカルなデザインが格好良く、それでいてコンパクトなカメラに仕上がっています。尖ったペンタプリズム部は今回のウリである高性能でとても見やすいペンタプリズムが収納されています。

 OVF、EVFはそれぞれに一長一短があり「OVF > EVF」というつもりはありませんが、「生の光」を見る事が出来るのがOVF最大のメリットだと思います。EVFにも良い点が多数あることは承知していますが、私が作品を作る場合やはりOVFの方が使いやすいと感じます。

 フィルム時代のカメラを彷彿させるようなその姿をみると「やはりカメラはこの形が一番格好いい」と改めて実感させられます。

 そしてミラーを動かす一眼レフではどうしても厚みが必要になってしまうのが、一眼レフの欠点でもあるのですが、中央部以外は極力薄く一眼レフではこれ以上贅肉を落とすことは不可能だろうという位シェイプアップされています。

 そして背面液晶のメニュー構成が従来のパターンから変更になり今回GRっぽくなったという前評判でした。タッチアンドトライの時は「これは少しし勉強せねば・・・」と思っていましたが、実際自分で触り始めると基本はPENTAX機ですからすぐに慣れ、イメージとしては数時間使えば慣れるという感じでした。

 一方測距点は従来の十字キーではなくジョグダイアルを使用しますので、むしろこちらの方が慣れず測距点を変更する時に十字キーを操作してしまいます。

■ オールドレンズ

 冒頭は「高性能こそがこのカメラの本質」と書きましたが、一方オールドレンズを装着できたり、それを楽しむプラスαの機能が兼ね備えられているのもK-3Ⅲの特徴です。早速フィルム時代のMFレンズを装着して撮影してみました。

 オールドレンズを楽しむにはピントが合わせやすいファインダーが必要です。今回のK-3ⅢにはAPS-Cサイズにもかかわらずフルサイズ以上に見やすいファインダーが装備されていますので、格段にピント合わせが楽になりました。また古いレンズを装着した場合絞り値を記録することが従来機では不可能でしたが、今回はダイヤルで絞り値を入力してあげるとEXIF情報に絞り値が記録されます(絞り環とは連動していません)。

 写真右にEXIF情報がありますが、手ブレ補正用に入力した焦点距離28mm、絞り値f4.0の情報などのMFレンズでは表示されない情報も表示されています。余談ですがISO9000でこの画質というのも驚きです。

 このカメラの開発が発表になったのは2019年の夏頃ではなかったかと記憶していますので2年待ちました。正直長かったです。しかし待っただけの甲斐があり、非常に素晴らしいカメラだと思います。

 ドールを撮るには少しオーバースペックかもしれませんが(個人的にはドール撮影はK-70で十分だと思います)、動体を撮らせたら絶対に決定的瞬間を外しません。夜の空港など暗い場所でもピントが合い、そしいて超高感度にも強いですから綺麗な写真が撮影出来ます。

 とにかく凄いカメラです。これからもデジカメは進化するのかもしれませんが、これで十二分、普通に撮るならこの先10年以上戦えるカメラだと思います。

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