オールドレンズ実写図鑑 レビュー

 昨日写真家の中村文夫先生のトークショーに行き、その場で「オールドレンズ実写図鑑」を買うとサインします!というので一冊購入してきました。オールドレンズは興味あるジャンルでしたので、早速読んでみましたが、過去のレンズ全てが対象となる訳ですから底なし沼という感じです。

 表紙は各種マウントを装着して様々なレンズが装着出来るSONY α7Ⅲをバックに今回掲載された主なレンズが白抜き文字で記載されています。この本ではここに書かれたものの他全52本のレンズが紹介されています。

 ページ構成は全52本のレンズ殆ど同じ構成です。2ページのうち右上に現行のデジカメにマウントアダプターを介し(一部アダプターを使用していないものもあります)装着した写真が掲載され左側は実際撮影した写真が載っています。

 そして下側に解説のテキストやレンズ、アダプターの紹介などが載っています。

 また氏は旭光学、PENTAXのOBでもありますのでシェアから考えるとボディ側はPENTAX贔屓な感じです。もっともM42マウントも純正で販売されていますし、Kマウントはフィルム時代から変わっていませんのでKマウント機はオールドレンズが使いやすいレフ機でもあります。

 しかし先週はトークショーでFA43mmは現代にも通用する、こだわり抜いた一本と聞いたのに、今週のトークショーの後に買った本ではオールドレンズの仲間入りをしており少々混乱していますがw、FA43mmは良いレンズであることは間違いありませんし、現行の標準レンズは「HD PENTAX-D FA★50mmF1.4 SDM AW」ということなのでしょう。

 ところでこの本を書いた写真家の中村文夫先生はどんな人かというと、やはり旭光学、PENTAXのOBということが一番に挙げられます。その為か写真だけでなくカメラ自体にも興味があり、マウントアダプターが市販される前から自作してオールドレンズを楽しんでいたような筋金入りです。

 写真は昨日スクエア新宿で行われたトークショーの模様ですが、部屋のコレクションを一掴み持ってくるだけで多くの人を惹きつけるようなトークショーが開催出来るような方です。ですからこの本で紹介されているレンズも多くの経験から厳選した52本となっています。

 「会場で購入したらサイン付き!」という言葉に釣られて購入しましたので、目の前でサインをしていただきました。ちなみに11/9は先生の誕生日でもあり、しかも還暦ということで会場では拍手が沸き起こりました。

 私もこの本を読んでいくうちにメラメラ来ましたので、「PENTAX マウントアダプターK」を装着してM42時代のタクマーレンズで撮影してみます。私はピントの山をより掴みたかったので「PENTAX 拡大アイカップ」も装着しました。四隅は見ずらくなりますが、ファインダー像が拡大されますのでよりファインダーが見やすくなります。

 レンズはsmcになる前のレンズですからオールド感あふれる写真になるのではないでしょうか?と期待しています。

 逆光下でf1.4開放で撮影してみました。思いっきりフレアがかかり黒が締まらなくなりましたが逆に柔らかい表現ともいうことが出来ます。奥の円状のボケも暴れていてTHEオールドレンズという感じの写真になりました。

 直接画面に逆光が入らない様にして、更に絞りもf8位まで絞ってみました。現在のデジタル用レンズのカリカリ感に比べれば柔らかい感じですが、十分現役で使えるレベルの絵を吐き出します。髪の毛の一本一本も綺麗に解像していますし、発色も綺麗です。しかしピントの合っていない部分がやや暴れているのでこの辺にオールドレンズの味を感じます。

 オールドレンズは市場に出回っている数やコンディションによって価格はピンキリですが、現行のレンズに比べればグッと安くなります。現在のレンズはズームでも十分綺麗な写りをしますから、ズームを基本に時々オールドレンズの単焦点を使用して遊んでみるという使い方も面白いかもしれません。

 と私の写真はこれ位にしてもう一度「オールドレンズ実写図鑑」の話に戻りますが、写真を眺めているだけで「こんなレンズもあるのか!」と驚いたり、本体との組み合わせなども参考になります。オールドレンズは楽しい世界だと思いますので、是非軽い気持ちで一冊手に取り「気付いたらオールドレンズを集め始めていた」みたいな感じになって頂けたら幸いです。


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