Kマウントレンズ用 アダプターQ レビュー

 「Kマウントレンズ用 アダプターQ」はQシリーズのカメラにKマウントレンズを装着出来るアダプターです。そしてこのアダプターを介しKマウントレンズを装着すると焦点距離が4.55倍~5.58倍となり、一般的なKマウントの望遠レンズが超望遠レンズに早変わりします。

 今回はこの「Kマウントレンズ用 アダプターQ」の面白さを月を撮影して体感してみたいと思います。

 本体と箱、内容物です。この箱はペンタックスリコーイメージングからリコーイメージングに社名変更する2013年頃のものの様です。今と箱のデザインが異なりPENTAXの赤い文字が目を惹きます。

 こちらが本体の写真です。0~8は絞り操作の値です。1段絞る、2段絞るという意味だと考えて頂ければ分かりやすいと思います。例えばf2.8のレンズを装着して0ならf2.8、1ならf4、fなら5.6という感じです。

 この様にレンズの絞り操作はこのアダプターの絞りかレンズ本体の絞りで操作を行います(レンズの機種による)。逆にカメラのダイヤルで絞りを操作することは出来ません。そして使用出来る露出モードはMまたはAだけになります。

 またAFの電気的接点もありませんのでピント合わせもマニュアルだけになります。

 Q-S1に取り付けてみました。これでKマウントになり、フランジバックもKマウント機と同じとなりました。これで好きなレンズを装着すればQ-S1、Q7は焦点距離が4.55倍、Q10、Qは5.58倍となります。300mm程度の望遠レンズでも軽く1300mm超えとなりますので超望遠の世界が手軽に楽しめます。

 我が家で最も望遠側の「HD PENTAX-D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AW」に「HD PENTAX-DA AF REAR CONVERTER 1.4X AW」を装着したものをアダプター前方に装着してみました。450mm×1.4倍×4.55倍で35mm換算の焦点距離は何と2866.5mmになります。ほぼ3000mmで桁が一つ違う感じです。

 35mm換算2866.5mmの写真をお見せする前にPENTAX KPに「HD PENTAX-D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AW」+「HD PENTAX-DA AF REAR CONVERTER 1.4X AW」を装着して撮影した月の写真をご覧ください。

 これでも35mm換算で963.9mm、約1000mmですから超望遠レンズです。普通の望遠レンズではなかなか撮れない大きさですが、月をメインに撮るなら決して大きくありません。もっと大きく撮りたい位だと思います。1000mmでもおの結果ですからやはり月は私たちが考えている以上に遠い所にあるのかもしれません。

 しかし「HD PENTAX-D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AW」+「HD PENTAX-DA AF REAR CONVERTER 1.4X AW」を「Kマウントレンズ用 アダプターQ」を介しQ-S1に装着すると月が画面に入りきりません、こんなに大きく写りました。

 勿論この写真はノートリミングで画像サイズだけ小さくしています。この写真が最大4000×3000の1200万画素で出力されます。ちなみにKPで出力された写真を月がこの大きさになる様にトリミングしたら長辺が約2000px程度となり、300万画素の画像になってしまいます。Qシリーズを使用した方が、より解像度の高い写真が残せます。

 このマウントアダプターを使用すればAFが使えなかったり、露出モードもMまたはAのみとなりますが、手持ちのKマウントレンズの流用で簡単に超望遠レンズの世界が楽しめます。望遠側が300mmという一般的な望遠ズームでも1300mm超えです。

 またマウントアダプター20000円程度で楽しめる敷居の低さも魅力です。PENTAXで最も望遠のレンズ「HD PENTAX-DA 560mmF5.6ED AW」は約40万円しますし、800mm、1000mmという超望遠レンズの世界になると150万、200万円の世界です。勿論100万超えのレンズはAPS-Cやフルサイズの世界ですし、Q-S1は1/1.7インチのセンサーサイズですから画質は天と地です。

 しかしフィルム時代では絶対味わえなかった超望遠、それ以上の世界がこんなアダプター一個で楽しめるのですから是非Qシリーズを使用している方にはこの世界を楽しんで欲しいなと思います。


Kマウントレンズ用 アダプターQ

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