RICOH GRⅢ レビュー

 昨日はGRⅢの発売日でした。ということで予約していたGRⅢを早速レビューしてみたいと思いますが、一方でGRデビューで細かい使い方がよく分かっていなかったりするので、今回は開封の儀と撮影してみたAPS-Cサイズセンサーさらではの解像感をお届けするような感じの速報レビューをお届けしたいと思います。

 小さなコンパクトカメラが入っているケースですからそれほど大きいという印象はありません。Kマウント系はシルバーの箱に入ってきますが、GRⅢはグレー基調の箱に入ってきました。

 同梱物は本体の外に左から取扱説明書、保証書、冊子一式、ストラップ、USBケーブル(充電、パソコン接続用)、電源アダプター(コンセント部脱着式)、専用電池、ブルーのリングキャップ(初回ロッド限定)です。

 本体は限定のリングキャップに交換、充電用のアダプターも組み立ててみました。アダプターは電源部とコンセント部に分かれるのは海外仕様に対応する為でしょうか。ところでバッテリーは本体に装着して本体で充電出来ますが、バッテリー充電器 BJ-11は別売です。ここ注意点です。

 同じセンサーサイズなら一眼レフを持っている訳だし、わざわざ高い金出してGR買わなくてもいいだろう。むしろそんな金があるならKマウント系レンズを充実したい」という気持ちがあり、Ⅱは見送ったというか全く興味が無かったのですが、スクエアで「ちょっとだけ触ってみてくださいよ」と持たされそのコンパクトさに驚きました。

 レンズ交換不可とはいえ1/1.7サイズのQ-S1とほぼ同じ大きさです。ポケットに入る大きさで一眼レフ同等の画質、対暗所耐性というのはとても魅力的で購入に踏み切りました。

 レンズは18.3mm、フルサイズ換算で約28mm、f2.8の単焦点です。また三軸手振れ補正も付いていますのでK-70同等のISO102400まで設定できる高感度と相まって夜間の手持ちスナップにもバッチリ対応できそうです。

 裏側の操作系は一般的なデジカメという感じでPENTAXとは雰囲気が少し異なります。ドール撮影で良いなと思った点はタッチパネル式で測距点を選択できる点です。フレーミングしたら目のある場所をタッチしてあげるだけで目にピントを合わせてくれます。

 逆に私的に残念なのはPENTAXで慣れ親しんだ「カスタムイメージ」ではなく「イメージコントロール」という似たような機能である点でしょうか。またRAWでの保存が可能である反面、DCU5が使えません。RAW現像ソフトは同梱されませんので、自分で用意する必要があります。

 そして気になるバッテリーの「持ち」ですが、今回本体で満充電して撮影できた枚数は148枚でした。しかし今後Wi-Fiを使用することや、バッテリーの劣化や誤差を考えると区切りのいいところで1本100枚位で考えておく方が安心かなと思います。単純に300枚位撮影する予定なら電池は3本ということです。一眼レフ機の場合、1本で軽く300枚程度は撮れてしまいますので予備バッテリーと出来れば充電器は購入しておいた方が良さそうです。

 また使い切った電池を本体&付属のアダプターで充電したところ、約2時間で充電が完了しました。

  それではやはりカメラは使ってナンボ、いい写真が取れてこそ価値があると思いますのでここからは色々な写真を紹介していきたいと思います。いつもより多めの写真ですが、お付き合い頂けると幸いです。

1/30、f8、ISO100

 見た目はコンパクトですが、APS-Cサイズのセンサーに単焦点レンズですから美しい絵を吐き出します。コンパクトカメラなのに一眼レフ画質、しかもズームレンズではなく単焦点レンズですから解像感はおのずと高くなり、ピッタリ決まれば気持ちの良い写真が撮影出来ます。

1/60、f2.8、ISO100

 花にピントを合わせて絞りを開放にしてみました。単焦点&大型センサーらしく背景はかなりボケますのでメリハリのある写真が作れます。周辺のボケも煩くない感じです(この辺は好みもありますが・・・)。

 またこのカメラは標準ですと35mm換算で約28mm相当の画角となっていますが、クロップで35mm、50mmの画角も楽しめます。jpgのLサイズで記録時、28mmが6000×4000、35mmが4800×3200、50mmが3360×2240となります。35mm50mmと望遠側になるに従って記録画素数が少なくなりますので画質は低下しますが、50mmで750万画素、A4サイズ位迄のプリントなら十分な画質です。

1/30、f8、ISO250、35mmクロップ

1/30、f8、ISO250、50mmクロップ

 左が28mmのまま、右が50mmのクロップで撮影した写真です。どうしてもドールと夕日のバランス、夕日の迫力を考えるとこの場合50㎜が良く、画質を犠牲にしてもこの様に50mmの画角で切り取れるのは便利な機能です。しかしRAWデータは28mmのままで残っていますので必要に応じてもっと広い範囲で切り取ることも可能です。

1/25、f8、ISO6400

 続いて高感度性能についてです。これでISO6400ですから、個人的にはISO6400は十分実用感度です。今回のGRⅢにはストロボが内蔵されていませんが、かなり暗い場所でもストロボ無し、手持ちでの撮影が期待できるスペックです。

1/30、f8、ISO2500

こちらは暗所の写真です。これ位の明るさではISO2500が必要になりましたが、ISO3200以下なら全く問題ないレベルです。夕暮れのスナップも手持ちでOKです、ピンとくる風景があればガンガン撮影出来そうです。

 また1/6ドールを撮る場合、マクロ機能も重要になってきますが、最短撮影距離10cm、マクロモードにすると6cmまで寄れます。作例のモデルは1/6ドールですが、これ位寄ることが可能です。

 と高性能が魅力である反面、PENTAXのカメラと考えると「違う」点も幾つかあるGRⅢですが、ポケットに入る大きさで一眼並みの画質が得られる、暗所でもドールスナップが期待出来そうと購入前に期待したことは達成できている感じです。

 一方操作系はPENTAXのカメラという感じではないので、ここは説明書をしっかり読んで使い方を習得しておきたいところです。

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