海の色は何色ですか?
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子供の頃海の絵を描く時、絵の具や色鉛筆は何色を使っていましたでしょうか?多くの方は「青」ではないかと思います。つまり多くの方の心に残る海の色は青ではないでしょうか。
しかしそうするとこの写真の海の色はどう説明すればよいのでしょうか、冒頭の写真のすぐ近くで曇りの日に撮影したものです。写真に写る海の色は濃いグレー、少し青みを帯びた鉛色です。
実は海の色は空を反射してその色を変えます。快晴のような青空では美しい青色となりますが、曇天では灰色の空を写して鉛色になります。吹雪の津軽海峡では重たい雰囲気の雪雲を映した海面は暗い鉛色で波も高く冒頭の海とは同じ海でも随分雰囲気が異なっていました。
それでは海を見に行ってこの美しい海を綺麗に撮るにはどうすればよいでしょうか。幾つか条件がありますが、およそこんな感じの点に留意すると美しい海の写真が撮影できるかと思います。
・ 晴天の日に撮影する
・ 太陽を背にしてカメラを構える
・ コントラストや彩度はやや高めにする
・ やや露出アンダー(-0.3~-0.5段)で撮影する
上記を満たして撮影すると上の写真の様にポスターカラーで描いたような美しい海面を撮影することが可能です。
しかし人物と一緒に記念撮影する場合、太陽を背にするのはご法度です。顔に太陽光がモロに当たると毛穴、シワなどがくっきり写ってしまいますし、眩しいので目つきも悪くなります。
写真の様に太陽側を向いて、肌色が綺麗に出る様にややオーバー(+0.5~+1.0段)で撮影すると人物が綺麗に撮影出来ます。海の色はコントラストが弱まり冒頭写真の様なインパクトはありませんが、記念写真の場合「人物>背景」でしょうから人物が綺麗に写るように撮影します。
こちらも同じ日に同じ場所で撮影した写真ですが、太陽光線の向きが違うだけでも海の色は変わります。海の色は空を映し出して刻一刻と変化するというのが正しいようです。