ユニトラックの道床を塗装で汚してみました
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以前レール脇を塗るマーカーの記事を書きましたが、16番くらいの大きさになると道床の汚れも表現したくなります。固定式レールなら色付きのバラストなどで表現する方法もありますが、ユニトラックの場合塗装で表現するしかありません。
ということで今回はユニトラックの道床部分を塗装してみました。なお記事は前後しますが、作業順序としては道床の塗装、レール脇の塗装の順になります。
まずは道床を塗ります。まずは実物の道床を見てみましょう。
道床の汚れはレールの錆が流れたり、ブレーキ粉で少しずつ道床を汚していきますので、レール脇が一番濃く、徐々に薄くなっていきます。こちらは富山港線の写真ですが、今回はこれ位の汚れを目指して行きます。
参考までにもっと汚れたひたちなか海浜鉄道の道床の写真です。ローカル線というとこれ位汚した方が「らしい」雰囲気になるのですが、ユニトラックの道床はグレーの樹脂の中に白や黒の粒々が練り込まれ立体感を表現しています。
あまり濃く塗ってしまいこれらの粒々が見えなくなると立体感を失ってしまいます。そこでユニットラックを塗装する(汚す)ならユニトラックの粒々が透けて見えるレベルまでしか汚せません。そこで上の写真の様な少し汚れたレベル迄しか汚すことが出来ません。
塗料は半光沢の「Mr.カラー C43 ウッドブラウン」に「Mr.カラー C30 フラットベース」を混ぜ艶の無い状態にしてシンナーで5倍位に希釈しました。5倍とか薄すぎるとか思うかもしれませんが、先程の理由で下地が透けなければなりません。もう少し薄くても良い位です。
我が家では「GSIクレオス プロスプレー MK-6」+「GSIクレオス Mr.リニアコンプレッサー プチコン」で作業しています。今回は細吹きなので0.2mmのノズルを使用しました。
こんな感じに仕上がりました。下地も見えますので狙い通りの汚れ具合です。しかし色はキャップの色や底の塗料の色を見るといい感じでしたが、乾いてみるともう少し黄色味が多く薄い感じでも良かったかなと思います。
そして前回記事を書きましたがレール脇を塗装して完全に乾燥してからレール上面を#1000位の耐水ペーパーで磨きます。
上面を磨き終わったら拭き取り削りカスを除去しておきます。
脇が錆びていて上面が光っているリアルなレールになりました。道床の汚れも自然な良い感じになっています。しかしこうして見ると16番の悲しい性で軌間の広さが目立ってしまいます。
一点注意点としてはポイント周辺の接して通電する部分は塗ってしまうと集電不良を起こしますので、スプレーやマーカーでの塗装時には注意してください。
全線試運転をして作業完了です。今度は軌道周辺の「草」を表現していきたいと思います。しかし機関車の手すりが曲がっているのに後で気付きましたが、この辺はストレスになりますので真鍮線に交換したいものです。