トラムウェイDD13 分解&常点灯化
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トラムウェイのDD13はサウンドボックスでコントロールしても前照灯点灯と共に動き出してしまいます。つまり停車中に前照灯を点灯させることが出来ません。そして走行についても比較的高速で走ってしまう為、あまり実感的でありません。
更にこの個体特有なのか、時々ショートか過電流を感知してコントローラのブレーカが落ちてしまいます。起動や速度の問題は回路にコンデンサがある事による現象に似ています。「コンデンサを除去すれば諸問題は解決するのでは?」と考え分解してみることにしました。
ボディと動力はボディ下部の爪4箇所で引っかかっています。前後の向きはキャブ内の出っ張りで定められた方向にしか組み付けられない様になっています。
分解して基板を見てみると想像以上にチップが多く、何がなにをしているのか分かりません。ここはシンプルにLEDと抵抗を直結した方が話が早そうです。元基盤は先端を残し中央部はカットし、チップも全て除去しました。基板はLEDの位置決めのみに使います。中央部の基板もワッシャー代わりに残しモータステーを固定します。
右側の黒、茶コードは台車から集電してきたコード、左側のコードはモータへのコードです。
基板裏側にイラストの様に510Ωの抵抗を半田付けしています。
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LEDは元付いていた方向と±を逆に装着しました。ついでに当時は電球色LEDが無かった為か黄色いLEDが付いていましたので、3mmの電球色LEDを元のLEDと同じ長さにカットして交換しています。そして基板下部のシャフト逃げ部に収まる様に510Ωの抵抗を装着しています。あとは見ての通りシンプルな結線です。
ウエイト部分でショートしない様にビニールテープで基板部を養生して組み付けます。
元に戻して走らせてみると停止状態でも前照灯が点灯する様になりました。また嘘の様にスローが効く様にもなりました。そしてコントローラのブレーカが落ちる現象も発生しなくなりました。もう10年以上前のモデルですが、オーナの方で同様の悩みのある方の参考になれば幸いです。
※ なおこの改造は電気の流れる場所であり、また不可逆的な改造になりますので自己責任でお願い致します。