八熊ライス(ベータ版)

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 本日は突然ですが、夜行列車が走っていた頃食堂車で乗務員へ提供されていた「八熊ライス」をご紹介したいと思います。夜行列車が消滅してからかなりの時間が経ちますので詳細が分かりません。そこでベータ版として今回の記事を掲載、今後情報が入ってきたら改良してブルートレイン全盛の頃の「八熊ライス」を再現したいと思います。

 昔日本全国を走っていた夜行列車には食堂車が連結されていました。流れるゆく景色を眺めながら食べる食事は旅を一段と楽しくしたものです。

 そして夜通し走った列車では朝になると朝食が食べられましたが、食堂車営業前に乗務員へのまかない飯が提供されていました。これが今回ご紹介する「八熊ライス」です。

 作り方は簡単です。アツアツご飯を丼に盛り、そこへ目玉焼き、焼きハムを載せて出来上がりです。まかない飯は簡単で美味しく、そして腹持ちするのが自慢です。

 当時の映像を見ると味噌汁、香物も一緒に提供されていました。何しろ古い話なので情報が少ないのですが、ハムがベーコンになったバージョン、卵とご飯の間にキャベツが入ったものなど線区や食堂車の担当によってバリエーションがあったみたいです。

 丼には好みで醤油やソースを豪快にかけて掻き込みます。朝は朝で車掌業務も忙しいですし、食堂車も時間が来ると営業を開始しますから慌ただしい朝食だったのではないでしょうか。

 折角なので、ベーコン&キャベツ盛りバージョンも作ってみました。卵の上には味付けで塩こしょうを振りかけています。これに好みで醤油、ソースをかけて食べればタンパク質から食物繊維までちゃんと摂れるのです。まかない飯、簡単調理なのに凄い!

 早速食べてみた杏子ちゃんの感想ですが、やはり「ご飯と卵の組み合わせは最強」とのことです。おかずを皿に盛ればハムエッグ定食なのですが、丼にすることにより皿を一枚節約できるところもまかない飯っぽいところです。


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