R370かR430か

 本サイトの記事にはアフィリエイト広告が含まれますが、記事の内容は中立性を保つ様、細心の注意を払って編集しております。

 本日は私がレイアウト構想時に悩んだ表題の「R370かR430か」という点について語っていきたいと思います。結局はR430に落ち着いた訳ですが、その辺の理由についても書いていこうと思います。

 現在国内メーカーのレールで容易に購入出来るHOサイズの軌間16.5mmのレールとしてはKATOのR370、R430があります。外国型にはもっと急カーブもありますが、一般的ではない為割愛します。このレールの登場によりHO、16番でも一畳の大きさにレイアウトの製作が可能となりました。


KATO HOゲージ 曲線線路 R370-22.5° 4本入 2-280
(Amazon)
他の取扱店:Yahoo!ショッピング楽天市場

KATO HOゲージ 曲線線路 R430-22.5° 4本入 2-260
(Amazon)
他の取扱店:Yahoo!ショッピング楽天市場

 R370を使用すると一畳のスペースでもR550の4番ポイントを使用して列車交換が出来るプランが可能です。R430を使用するとエンドレスやエンドレス内側への引き込み線は作れますが、列車交換をする駅を作るとなると幅90cmでは10cm程足りなくなります。

 今度は通過可能な車両ということで考えると、KATOの車両はほぼ全て単体ではR370を通過可能でした。12系や旧型客車、貨車の編成列車はそのままでもR370を通過可能ですが、キハ58、キハ80は連結間隔を少し広げてあげる必要があります。DE10もC-Bという軸配置ですが、単機でR370を通過可能です。

 一方TOMIX、トラムウェイの車両ではR430~という車両が多いように感じます。トラムウェイは台車の振りが影響していますのでR370を通過させるにはそれなりの加工が必要そうです。

 天賞堂のカンタムEF58などはR430を通過できないと聞いたことがありますので、100%ではありませんがR430は多くの車両が通過出来るのではないでしょうか。一方R370はそれよりかなり限定され、加工して走れるものも含め7割程度という肌感覚です。

 しかしR430でもKATOのキハ82や58を走らせるとカーブで駆動部が少し唸ったり、連結間面が軽く接触する時があります。「脱線さえしなければそれ位の細かいことは気にしない」位の図太い神経も必要です。

 そこで私の場合列車交換出来る駅は捨て、走行性能でR430を選択しました。殆どの車両を買って来たらその日の夜に加工なしでそのままレイアウトを走らせられるのは精神的に大変良いです。

 実は一時期始めたDCCを止めた理由も、1両毎に加工しなければならないのが面倒だったからです。R370ではなく、R430を選択したこの判断は間違っていなかったと思います。

 またアナログ式だと1パワーパックで1列車のみの運転しか出来ません。交換駅での上下同時進入は出来ませんし、1列車を走らせているうちはもう1列車は待避線でライトも消して止まっているだけです。

 また超大編成分の有効長を確保出来ない(3両分が限界?)こともあり、私的には「R430の走行性能>>R370で得られる交換駅」という雰囲気でした。

 もっともこの悩みは単線だから発生する悩みです。複線ならR370、R430のエンドレスを組み、R430しか走れない車両は外回りの限定運用にすれば良い訳です。

 しかしやはり交換駅は欲しいのも人情です。結局先日手前に約10cmスペースを拡張、交換駅を作りました。上を見ればきりが無い訳でショップにある様な緩いカーブの複々線レイアウト、15両分の有効長があるレイアウトを夢見ると際限が無くなります。

 しかし分割式の手間などを考えると、1畳とはいえ部屋にこれだけの走行環境が常設されているのは鉄道模型ライフ的には大きいと思います。そして走行性能を考えるならやはりメインの本線はR430かなという印象です。

 1畳分でも狭い部屋がさらに10cm分生活スペースを要求して来た訳ですが、やはり出発信号機が2本並んでいる姿は格好いいので、それ位は許せてしまいます。

おすすめ

記事がお役に立ちましたら、一票お願い致します。