165系 急行「志賀」(S38年10~S43年10月)

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 本日は165系の急行「志賀」について語ってみたいと思います。165系の急行「志賀」は昭和38年10月から昭和43年10月まで信越本線経由で上野から長野方面に運転された電車急行です。非協調で横軽を通過する為8両に編成が制限されていました。

 そして暫く間をおいて昭和44年10月に「志賀」の名が復活した時は横軽協調対応の169系の編成になって、両数も12両になりました。

クモハ モハ クハ クモハ モハ サロ サロ クハ
165 164 165 165 164 165 165 165

 この急行「志賀」は上野から信越本線経由で屋代まではこの8両編成で行きます。そして屋代駅で切り離し①~③号車は長野電鉄屋代線に乗り入れ、長野電鉄の湯田中駅まで乗り入れていました。(◇はパンタ位置、●は回送運転台)

 ①号車が上野寄り、8号車が長野寄りで、碓氷峠では重たいクモハが碓氷峠の下側に来る様になっています。

 モハ164のパンタはクモハ側になる様に組成します。また①②の表記がクハを除いて同じ方向に組成するという考え方でもOKです。

クモハ モハ クハ
165 164 165

 こちらが長野電鉄の屋代線に乗り入れ湯田中駅まで走っていた編成です。基本セットそのままの3両編成ですから、組成しやすく小レイアウト向きです。

クモハ モハ サロ サロ クハ
165 164 165 165 165

 そしてこちらがそのまま国鉄信越本線の長野駅を目指した5両編成です。2M3Tとやや非力の編成ですが、屋代駅から長野駅まで14.5km、当時の時刻表で13分程度の行程ですからこれで良しとしたのでしょう。

 国鉄の鋼製電車の場合MT比は1:1以上のことが多くT車が多い編成は稀ですが、最近では185系の駿豆線編成も2M3Tの5両でした。例外も探せば意外とあるものです。

 ところで今日急行「志賀」の話をしたのは「折角なのでサロを連結をした165系編成を再現したい!しかし小レイアウトなのでなるべく短く」と考えた為です。そこで思いつくのは「クモハ+モハ+サロ+クハ」の4両編成ですが、私の知っている限りではこの様な4両編成は存在しなかった様です。

 そしてローカルなネタになりますが、屋代-長野間のこの5両編成がサロを連結した実在する一番短い編成になる様です。

 僅か5両編成にサロ2両、この時代の鉄道の地位が想像出来る様な編成です。サロの向きは回送運転台がクハと同方向、クモハと反対になる様に組成します。

 私の持っている165系は旧製品なのでクモハが動力で下り長野編成を再現すると推進運転になってしまいますが、新製品はモハ164に動力が搭載されているのでバランスが良いです。

 下り急行第二志賀は屋代駅で後ろ三両を切り離し、16:04に発車します。そして長野まではノンストップで走り続け、終点長野駅には16:17に到着します。11月頃にもなると既に日が短くなり、16時過ぎにはかなり日が傾いてきています。


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