HD PENTAX-DA FISH-EYE10-17mmF3.5-4.5ED レビュー

 今日は私の大好きなレンズの一つ「HD PENTAX-DA FISH-EYE10-17mmF3.5-4.5ED」をレビューしていきたいと思います。購入して3年経つ個性あるレンズですが、私的には使用頻度の高いレンズです。

 まずは同梱物などをチェックしてみます。同梱物は本体にソフトケース(80-120)、取説、保証書です。

 2019年にマイナーチェンジして

・HDコートで耐逆光性能が向上、抜けの良い、よりクリアな描写に

・外装のデザインを一新、現行モデル同様のデザインに

ということなのですが、フルサイズK-1系ユーザーからすると一番の目玉は下の写真の様にフードが取り外せてフルサイズでも10mmから使用出来るというのが一番の変更点だと思います。

 一方APS-C系ユーザー的には光学系は変わらず、コートのみの変更なので無理に買い換える必要は無いかもしれません。しかしずっとK-1系で10-17mmを使っていただけに、このモデルチェンジは嬉しく当時速攻で予約しました。

 フード付きの状態。APS-Cサイズなら10mmからこの状態で使用出来ます。フードは「横からの光を遮りクリアな画像を・・・」というのもありますが、レンズを保護するバンパー代わりにもなります。しかしフルサイズでの使用時はこのフードによってケラれてしまい10-14.5mmでは使用できませんでした。

 しかし今回は他のレンズの着脱式フード同様フードが外せます。この状態で撮影すると10~14mmでも円周魚眼のような雰囲気で撮影出来ます。作例は後程紹介したいと思います。しかし一点注意点としてレンズ前面をぶつけない様に注意する必要がありそうです。

 それでは早速カメラに装着して雰囲気を見てみたいと思います。「DA」ですからAPS-Cサイズ様に設計されたレンズですが、今まで書いてきた通りこのモデルはフルサイズでも使えるのがポイントです。またデザインも現行モデルに合わせた雰囲気となっていますので「PENTAX K-1 Mark2」に装着してもなかなか見栄えがします。

1/250、f3.5、ISO200、WBオート、CI銀残し、10mm、K-1Ⅱ

 まずはフードを外してK-1Ⅱに装着して撮影してみました。10mmでも作例の通り円周魚眼の様な写真になりますので、より魚眼効果の効いた写真を撮影することが出来ます。

1/30、f8.0、ISO560、WBオート、CI銀残し、15mm、K-1Ⅱ

 フルサイズで使用しても14.5mm位からケラれが無くなりますので、15mm以上の焦点距離ならこの様に普通に写真が撮れます。15mm位で写真を撮りますとフィッシュアイ独得の歪みも出て面白い写真が撮影出来ます。

1/350、f4.5、ISO200、WBオート、CI雅(MIYABI)、17mm、K-1Ⅱ

 最も標準側の17mmで撮影するとこんな感じです。但し左上の木の周辺を見て頂くと像が荒れたり、フリンジが発生したりしています。フルサイズで使うとDAの範囲外は画質が落ちてしまいますのでそこは了承して使わなければなりません。他の四隅もピンの合っていないところは像が荒れた感じになっています。

 しかしそれを差し引いてもフィッシュアイの表現は面白いものです。そしてフルサイズで使えるのは表現をする者として有り難いことだと思っています。また実売6万円前後という価格も嬉しいところです。

 続いて本来の使い方であるAPS-Cサイズのカメラに装着して使ってみたいと思います。

1/60、f9.5、ISO200、WB太陽光、CIリバーサルフィルム、10mm、K-3Ⅲ

 ひたちなか海浜鉄道で留置されている車両の連結面を撮影してみました。これを標準レンズで撮ったらとても面白くない写真になりますが、フィッシュアイであるが故にデフォルメされ運転席の旋回窓がより個性を主張しています。

1/1000、f8.0、ISO400、WBオート、CI雅(MIYABI)、10mm、K-3Ⅲ

 羽田空港16Rのランディングです。真上を飛ぶ大型旅客機、そして空ということでフィッシュアイを選んで撮影してみました。これもまたフィッシュアイならではの世界です。また逆光気味の写真ですが、フレア&ゴーストがありません。やはりHDコーティングを施されているので耐逆光性能などは上がっていると思います。

 また写真とは関係はありませんが、前玉には防汚コートも付いています。つい指で触れてしまいそうなところだけに、心強いところです。

1/30、f8.0、ISO560、WBオート、CI銀残し、13mm、K-3Ⅲ

 最後は川越の旧家街の写真です。1/3サイズのドールをドール目線で撮影する時、個人的にはフィッシュアイがかなり気に入っています。実際彼女たちの目にこの世界がどう写っているのか知る由もありませんが、デフォルメされた遠近感のある世界が彼女たちの目から見た世界の様に見えるのです。

 フィッシュアイレンズは面白いので昔から使っていましたが、使いやすいズームでラインナップされている訳ですから私的には購入しない理由がありません。しかし特殊なレンズだからと高額でしたら購入もためらいますが、現在は6万円を切る価格です。

 フィッシュアイに興味のある方なら多分満足出来ると思いますし、使い勝手の良さから多分ですが使用頻度の高いレンズになると思います。


HD PENTAX-DA FISH-EYE10-17mmF3.5-4.5ED(リコーイメージングストアPayPayモール店)
他の取扱店:AmazonYahoo!ショッピング楽天市場

 ちなみにTOKINAの10-17フィッシュアイズームも共同開発なので光学系は同じです。ニコン、キヤノン使いの方もこのレンズを使えばレビューしたズーム同様の楽しさが味わえます(フードは固定式です)。

Author: DOLLMAN SENOO